検疫官の仕事内容
1.検疫業務
日本では流行していないが海外で流行している重大な感染症が、船舶や航空機を介して国内に侵入することを防止することが目的です。
代表的なのが、国際空港で入国審査を受ける前に通る「検疫ブース」
ここで、機内にて配布した質問票を回収し、感染症患者の発生の有無を確認します。
その他にも、臨船検疫(停泊している船舶に検疫官が直接乗り組んで確認)や機内検疫(航空機内で患者が発生した場合など)などがあります。
2.健康相談業務
海外渡航者からの問い合わせに対応。
3.予防接種業務
海外渡航者向けに、黄熱や他の予防接種を行います。13検疫所5支所出張所にて実施。
検疫官の給与・待遇など
給与:国家公務員 医療職俸給表(三)の適用を受けます。初任給で18万円(本給)ということは、国立病院看護師や矯正施設(刑務所など)の看護師と同じ本給ですね。
勤務:平日日勤ですが、空港検疫所においてはシフト制
検疫官になるには?
厚生労働省が行う検疫官採用試験に応募します。
内容は1次の書類選考と2次の人物試験(面接)の2段階
書類提出時に「職場におけるチームワーク」というタイトルのレポート(1200文字程度)提出があります。
採用の頻度は・・・不定期。
ですので、厚生労働省採用情報を定期的にチェックすることをおすすめします。
なお、この記事の配信前日(8月25日)に「平成20年10月1日採用予定」の募集が締め切られていました(´・ω・`)
参考情報など
国土交通省東京港湾事務所の広報誌に、検疫官へのインタビュー記事が掲載されています。
→TOKYO PORTAL SIGHT バックナンバー 2004 April Vol.2(PDF)
- 検疫官に関する記事