日本医師会は14日、医師確保のため、医師に対しへき地勤務の義務づけを検討すべきだとする内容の中間報告を発表した。「若手勤務医を生け贄に捧げて、自分たちは現状維持」みたいな主張ばかりだと
日医の地域医療対策委員会がまとめたもので、今後、会員の意見を聞いた上で日医としての態度を決める方針。
中間報告書では、新人医師が義務づけられている2年間の臨床研修を終えた後の一定期間、へき地や医師不足地域での勤務の義務化を提唱している。
日医はこれまで、勤務地域の義務づけについて、「個人の選択をしばるべきでない」と反対の立場をとっていた。厚生労働省が昨年、開業医になる医師へのへき地診療義務づけを検討した際にも、日医などが反発し、見送られていた。
(2007年3月14日22時44分 読売新聞)
勤務医が独自の団体を作るかもしれませんよ