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タミフル、10代への処方原則中止に


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タミフル、10代への処方原則中止に TBS

「10歳以上の未成年の患者においては、原則として本剤(=タミフル)の使用を差し控えること」(厚生労働省・黒川達夫大臣官房審議官)
厚生労働省は21日未明、緊急の記者会見を行い、新たにいずれも12歳の男の子が、タミフルを服用後、2階から飛び降り足を骨折したという報告が、20日にあったことを明らかにしました。いずれも保護者が付き添っていましたが、止められなかったということです。
このため厚生労働省では、タミフルを輸入販売している中外製薬に対し、添付文書の「警告」欄に「10歳以上、19歳以下の患者については、心臓病などハイリスクの患者を除き、原則タミフルを処方しないよう」記載することなどを指示しました。
ということで、10歳代に対するタミフルの処方が中止になりました。
日本での販売元の中外製薬のサイトにも情報が掲載されています。

緊急安全性情報タミフル服用後の異常行動について 中外製薬

抗インフルエンザウイルス剤、タミフルカプセル75、タミフルドライシロップ3%につきましては、今年2月に入り、タミフルを服用したとみられる10代のインフルエンザ患者様が、自宅で療養中、自宅マンションから転落死するという痛ましい事例があったことから、2月28日、厚生労働省は、医療関係者に注意喚起を行ったところです。弊社におきましても、インフルエンザ治療開始後の注意事項についてご説明いただくようお願いして参りました。
しかしながら、3月20日、タミフルの服用後に10代の患者様が2階から転落して骨折したとする症例が2例報告されたことから、本剤の使用に際しましては、特に下記の点に十分注意下さいますようお願い申し上げます。
10歳以上の未成年の患者においては、因果関係は不明であるものの、本剤の服用後に異常行動を発現し、転落等の事故に至った例が報告されている。このため、この年代の患者には、合併症、既往歴等からハイリスク患者と判断される場合を除いては、原則として本剤の使用を差し控えること。
また、小児・未成年者については、万が一の事故を防止するための予防的な対応として、本剤による治療が開始された後は、(1)異常行動の発現のおそれがあること、(2)自宅において療養を行う場合、少なくとも2日間、保護者等は小児・未成年者が一人にならないよう配慮することについて患者・家族に対し説明を行うこと。
なお、インフルエンザ脳症等によっても、同様の症状が現れるとの報告があるので、上記と同様の説明を行うこと。