世界保健機関(WHO)は18日、2007年版の「世界保健報告」を発表した。それによると、05年の平均寿命が世界で一番長かったのは、男性はサンマリノの80歳、女性は日本の86歳だった。日本は前回統計まで男女とも「長寿世界一」だったが、05年には男性平均寿命が79歳で2位だった。男性の平均寿命が世界1位から2位になってしましました。
ところで、沖縄戦後米軍統治下にあった、沖縄では「食生活の欧米化が10年以上進んでいる」と言われており、その影響のせいなのか、厚生労働省が2000年に発表した都道府県別の平均寿命で男性が1位から26位に転落しました。
沖縄では「26ショック」と言われている事件ですが、2000年の段階で10年進んでいる沖縄が転落したということは、2010年以降には、日本全体が「26ショック」のような事態に陥る可能性もあります。
(本土は、歩数の一日平均数やスポーツなどの運動が沖縄に比べて多いため、10年経ってもすぐに影響は現れないと考えられますが・・・)
厚労省も「食生活を含めた生活習慣の悪化」→「メタボリックシンドローム」→「糖尿病」→「心疾患・脳血管障害・腎障害」という流れを、「メタボリックシンドローム」の段階で抑えるために、平成20年度より「特定健診・特定保健指導」を導入する予定ですが、効果があるのかは「やってみなきゃわかんない」ところもあり、楽観視できません。
というよりは、どんなに保険者や指導者が危機感を持ったとしても、メタボリックシンドロームは「生活習慣」の影響が大きいため、個々人が自覚し、取り組まないと「日本全国26ショック」になってしまうかもしれませんね。