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県全体で生活改善運動を/長寿復活向け有識者懇談会


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県全体で生活改善運動を/長寿復活向け有識者懇談会 沖縄タイムス

懇談会では国立健康・栄養研究所の渡邊昌理事長が講演。出生年別にみた死亡率の推移で、大正〜明治生まれの県内高齢者の死亡率は全国に比べて低いものの、戦後世代は男女とも全国より死亡率が高い。沖縄に代わって長寿県として台頭している福井県や長野県と比べ、県内の65歳以上の入院率が圧倒的に高く、一方外来受診は低い傾向を示した。

(中略)

渡邊理事長は「不健康な生活習慣や内臓脂肪の蓄積をコントロールできれば、多くの病気が防げる」と肥満対策の重要性を語った。
具体的には「体重を減らすには食事制限だけでは駄目」としウオーキングなどの運動を推奨。道路に木陰を増やして歩きやすくするなど「健康増進には社会の環境づくりも求められる」と指摘した。

県保健所長会の崎山八郎会長は肥満と就職の関連性について、「高校卒業までの肥満率は全国との差はないが、就職後急に男性の肥満率が上がる」と報告。外食や酒を飲む機会が増える―とし「職域での取り組みが重要だ」とした。

県栄養士会の新城澄枝理事は県内外食産業のメニューの偏りを懸念。「高カロリーで栄養のバランスも悪い。料理コンテストなどで新たなメニューが必要だ」と述べた。

「長寿の島」で有名な沖縄県ですが、実際は、「長寿なのは大正生まれ以前の世代であって、65歳以下は危ない」と言われていました。

  • 米軍統治により急速に欧米化した、食生活
  • 車社会
  • 夜型社会
  • 飲み会、宴会が多い
  • 悪化してからしか病院にいかない(65歳以上入院率全国トップクラス、外来通院率は最下位)

などの条件が重なりまくっており、年寄り以外は「全国一やばい島」と言うのがもっぱらの噂。

それを裏付けたのが、2000年の「沖縄26ショック」。
厚労省が発表した「平成12年都道府県別生命表」により、沖縄県男性がいっきに26位まで落ちたことが明らかになりました。

ちなみに、そろそろ公表されそうな「平成17年度都道府県別生命表」が、まだでていないんですが
他の統計やちょこちょこ漏れている話によると「沖縄県関係者がドン引きした」と言うほど
さらに、順位をさげており(最下位?)、「沖縄に配慮して発表されていない」って噂もあるようですね。

◇参考サイト