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若い時やせていた男性、10キロ太ると心筋梗塞発症率2倍


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若い時やせていた男性、10キロ太ると心筋梗塞発症率2倍 読売新聞

20歳のころにやせていた男性が10キロ以上太ると、心筋梗塞などの虚血性心疾患の発症率は、体重の変化が少なかった人に比べ、約2倍になることが、厚生労働省研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)の大規模調査*1でわかった。
(略)
研究を担当した磯博康・大阪大教授(公衆衛生学)は「日本の男性も欧米人と同様、肥満で虚血性心疾患を発症しやすくなることが分かった。特に20歳の時にやせていた人は、中年期の肥満に気をつけたほうがいい」と話している。


*1大規模調査 というのは、多分これ(厚労省の多目的コホート研究)だと思います。↓


肥満指数(BMI)、体重の変化と虚血性心疾患発症について ―概要― 厚生労働省研究班による多目的コホート研究

「男性で20歳からの体重変化は虚血性心疾患の発症リスクと関係する」
次に、男性で20歳のBMI別に、20歳からの体重変化によって5つのグループに分けて分析しました。20歳の頃のBMIが21.7未満の男性では、体重が10kg以上増加したグループの虚血性心疾患の発症リスクは、±5kgのグループに比べて2倍高いことがわかりました。一方、20歳のBMIが21.7 以上の男性では、10kg以上減少したグループで、虚血性心疾患の発症リスクが高くなる傾向が見られました。女性については、発症された方の人数が少なかったので検討できませんでした。

◇参考リンク
国立がんセンターがん予防・検診研究センター予防研究部