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開業医の月収211万円で勤務医の1.6倍と東京新聞の分断工作


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開業医の月収211万円 勤務医の1.6倍 東京新聞(2007.10.26)

厚生労働省は26日、病院や診療所の経営状況を調べた医療経済実態調査の速報値(2007年6月時点)を中央社会保険医療協議会に報告した。病院長らに加え、今回初めて医療法人などの形態の開業医が給料などの形で受け取る月収を調べた。

給料に賞与分を加えた平均月収は、05年6月時点の調査と比べて民間(医療法人)病院の院長が3.5%増の259万円と最も高く、個人開設を除くベッド数20未満の民間診療所の院長である開業医の230万円(ベッドあり)、207万円(ベッドなし)が続く。民間診療所院長全体では211万円で、勤務医の中では最も高い民間病院医師の134万円の1.6倍だった。

実態調査は通常、2年ごとにある診療報酬改定の前年に実施し改定の基礎資料とされる。厚労省は08年度改定で、開業医に休日・夜間診療を促す一方、医師不足が厳しい病院勤務医の待遇を改善する方針を示している。

開業医→「個人事業主」
勤務医→「サラリーマン」なんですが・・・


◇新聞社社長の月収211万円 記者の1.6倍 トンキン新聞(2007.10.26)

給料に賞与分を加えた平均月収は大手新聞社の社長の平均月収が259万円と最も高く、地方紙の社長の平均月収は211万円。新聞社社長全体では211万円、記者で最も給与が高い大手新聞社の134万円の1.6倍だった。


って記事と同じようなこと書いているんですけどね・・・


開業医と勤務医・・・これを比較する、というか開業医バッシングに持っていく意図はなんなんでしょうか。


まあ、たぶん、「医者は高給取りで楽」というのが嘘だと国民にばれつつあり、それが「やっぱり国の医療政策が悪いじゃん」というところまで行かないように、スケープゴートとして、今度は開業医をターゲットに絞っているのかな雪


そのうち、「勤務時間は勤務医より開業医の方が少ない」とかいうデータとか、「開業医の夏休みは、勤務医の1.6倍」とかいうデータを厚労省が公表して、マスコミがこれも個人事業主とサラリーマンの違いを無視して、記事して・・・・


これを繰り返していくと、国民に「医師不足なら開業医も手伝え」「主治医(総合医)は夜中でも往診して当然」という意識を植え付けることができそうです雨


あとは、医師が一つにまとまって行動を起こしてしまうと大変なので、「開業医は高給取り」といったデータを出し続けることで、勤務医と開業医が互いに不信を持つようにする意図もあるかもです。実際、医療制度改革で不利益を被っている、国民(患者)と病院(スタッフ)が「バッシング報道」のおかげで相互不信にさせることに成功しましたし。


そんな意図がないとしたら、トンキンじゃなくて東京新聞は、厚労省にうまく利用されている、記者が頭で考えずに記者クラブ依存の御用新聞社ってことですね。