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「発掘!あるある」の後続番組も健康情報番組、関西テレビ発表


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関テレが発表「あるある−」後継は健康情報番組 スポニチ(2007.11.7)

関西テレビは6日、大阪市北区の同局で秋の定例社長会見を開き、情報番組「発掘!あるある大事典II」のねつ造問題で失った信頼回復へ向けた健康情報番組「S−コンセプト」を25日から放送することを発表した。来年3月まで全6回、関西ローカル。


科学的要素を踏まえた番組で、初回は視聴者からのアンケートでダイエット法をランキングし、全国の医師100人がメリット、デメリットなどを明らかにしていく。「断定はしない。いろんな考え方を提示し、視聴者に考えていただきたい」(同局)という。


情報の正確性確保へ、専門分野の監修者が企画段階から表現方法・実験内容をチェック。また、番組制作に直接、携わらない監修者も配置する。12月22日予定の第2回(放送時間未定)は、お笑いタレントの陣内智則(33)が司会を務める。

あの、ねつ造番組「あるある」の後続番組が決まったようです。
「あるある」ねつ造事件で失った信頼の回復を念頭に自主的にもう一度科学的要素を踏まえた企画を番組化しようという趣旨雨ということで、プレスリリースです。


健康情報番組「S-コンセプト」の制作について 関西テレビ

関西テレビでは「あるある」捏造問題で失った信頼の回復を念頭に、自主的にもう一度科学的要素を踏まえた企画を番組化しようという趣旨から、「科学的要素を含んだ健康情報番組」をテーマとして社内外に対し企画募集を行い、集まった85企画の中から6企画について、本年11月以降、来年3月にかけて主に土・日午後のローカル帯で放送していきます。
企画の選定に当たっては、「あるある」不祥事の反省に立って、「情報の透明性・正確性を確保する仕組みを演出的に取り込んでいるもの」を主に選びました。もちろん、制作にあたる過程で、6作品全てにおいて情報の正確性を確保するため、番組監修者を配置する等の仕組み、業務フローの構築も行ってまいります。


「S -コンセプト」の「S」はSCIENCE(サイエンス)のS。「科学」の面白さをどのように伝えられるのか、「科学」とテレビはどのような関係にあるのが望ましいのか、「科学」の持つある種の難解さをどうすればわかりやすく伝えることができるのか等を「健康」というテーマの中で実践していきます。


現時点でのラインナップと情報の正確性を高めるための方策を記します。


<ラインナップ>


1. 『ドクターハンドレッド』11月25日(日)放送 16:00〜17:25
巷にあふれるダイエット情報の中で、視聴者が気になるダイエット法のランキングをアンケートで集計。ランキング上位のダイエット法に関して、全国の内科・糖尿病専門医を中心にした医師100人にアンケートを元に、ダイエット法の科学的検証、賛否両論、メリット・デメリットを明らかにしていく。
司会:山中秀樹藤本景子関西テレビアナウンサー)。
パネラー:清水ミチコ熊田曜子クワバタオハラほか。
2. 『リョーリカ』(仮)12月22日(土)放送予定
健康に良いとされている栄養素でも、摂取方法などでその効果がなくなってしまうこともある。食べ合わせや調理方法など、料理の世界を理科的な目線で実験、検証していく。
司会:陣内智則、村西理恵(関西テレビアナウンサー)
3. 『カラダのダカラ』(仮)放送日未定
体にまつわる子供の素朴な疑問を、その子供が納得するまで様々な科学者に説明を求め、明らかにしていく。
4. 『国民健康会議 真実への長き階段』(仮)放送日未定
医師や科学者が、ある健康テーマについてディベートを展開。番組制作チームも二手に分かれ、その理論を裏付ける理論、実験、観察、データを提示しながら論戦する。
5. 『ご長寿列島 宝探しの旅』(仮)放送日未定
ご長寿さんたちの生活にリポーターが密着し、生活の中で実践されている健康法について、医者、科学者がその効果、是非を検証する。
6. 『アブ・ノーベル賞』(仮)放送日未定
日常生活の中から着想したテーマを科学的に研究している民間企業の研究活動をドキュメントする。既存の「イグ・ノーベル賞」にエントリーする企業の中から、特に健康にまつわる研究を行っている企業の研究活動を複数紹介する。


<情報の正確性確保の方法>


1. 各番組で監修者を配置する。
制作会社においては各番組のテーマに沿った専門分野の監修者を配置し、企画段階から表現方法・実験内容等についてのチェックを行う。
また、番組制作に直接、携わらない監修者も配置しダブルチェックを行う。
2. 制作責任担当表の作成
全スタッフの名前と責任の所在を明記し、番組製作過程における内容チェックに役立てると同時にスタッフ間の関係性をより明確に把握する。
3. 理論の出典、実験の方法、データ、インタビュー記録の保管を義務付ける。
4. 必要に応じて出演科学者との覚書を締結する。

1発目は「ダイエット」。やはり数字がとれるんでしょうか、ダイエット関連は晴れ


というか、情報の正確性確保の方法なんですが、今まで、監修もおかず、理論の出典やデータも保存しなかったのか・・・
これじゃ、ねつ造垂れ流しですね雪


でも、ねつ造に対してはこんなことを言ってます。


捏造放送への処分は見送り 放送法改正案修正へ MSN産経ニュース(2007.11.8)

新たな行政処分は、今年1月に発覚した関西テレビの「発掘!あるある大事典II」捏造問題を受けて総務省が打ち出した。捏造した放送局に総務相が再発防止計画の提出を求めることができ、総務相の意見書とともに公表するとしている。
これに対し、日本民間放送連盟は「報道の真実性は取材合戦と論争で担保されるもので、国家権力によって確保されるものではない」と反発。NHKも「行政機関が取材や制作の是非を判断、関与すれば、表現の自由が損なわれる恐れがある」と主張し、メディアの中立性をめぐる論争に発展した。


こうした中で与党は、放送業界の第三者機関、放送倫理・番組向上委員会(BPO)が5月に「放送倫理検証委員会」を設置して自浄作用を示したことを考慮。行政指導がなくても、捏造防止に一定の実効性を担保できると判断した。放送法改正を「空転する衆参ねじれ国会で法案を成立させる試金石にしたい」(自民党議員)との思惑もある。

総務省が「ねつ造したら行政処分を科す」と発表したら、NHK・民報あげて総反対。
ねつ造しなければ、行政処分されることもないのに「表現の自由」を盾に、「ねつ造しても処罰するな!」と言うことは、「これからも、ねつ造します。続けます」ということでしょうか。


しかし、BPOなんちゅう放送機関による放送機関のための委員会。自浄作用よりも、苦情を言った人に対して「まあまあ」とクールダウンさせるための委員会だしね。(自浄作用があるなら、つぎつぎと差別・やらせ・いじめ助長・ねつ造番組が生まれるはずがないし)


医師は自浄作用がないから罰しれ!放送は言論の自由があるから、ねつ造処分するな!
って、どんだけぇ〜びっくり!