◇暗い所で本「目悪くなる」 医学的根拠ない、と米チーム 朝日新聞(2007.12.25)
「暗いところで本を読むと目が悪くなる」「毛をかみそりでそると濃くなる」など、米国で一般によく信じられている体に関する言い伝えについて、医学的な裏付けがないばかりか、誤りのものもあるとする研究を米インディアナ大のチームがまとめた。22日発行の英医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」クリスマス特別号に論文が掲載された。
原文はこちら→Medical myths | The BMJ
下の8つの「米国で知られている、からだに関する言い伝え」について、インディアナ大学の研究チームが医学的な裏付けがあるかの、文献調査を行ったそうです。
- People should drink at least eight glasses of water a day
(1日グラス8杯の水を飲むべき)
- We use only 10% of our brains
(脳は10%しか使われていない)
- Hair and fingernails continue to grow after death
(死んだあとも、髪の毛や爪は伸びる)
- Shaving hair causes it to grow back faster, darker, or coarser
(カミソリで毛を剃ると、伸びるのは早くなるは、黒くなるは、荒くなるわで大変)
- Reading in dim light ruins your eyesight
(暗いところで本を読むと、目が悪くなる)
- Eating turkey makes people especially drowsy
(七面鳥を食べると眠たくなる)
- Mobile phones create considerable electromagnetic interference in hospitals.
(携帯電話は病院の医療機器に影響を与える)
七面鳥以外は、日本でも聞いたことがあるような内容ばかりですね。
それぞれの判定については、一番上の朝日新聞のリンク先に掲載されています。
ちなみに、BMJのクリスマス特集号は、毎年へんな論文を載せることで有名みたいで
- Excuse me!(マスクをつけたままクシャミをする方法)
- Papers(性交時のMR写真)←2000年イグノーベル賞まで取っているそうな
- Sword swallowing and its side effects(剣を飲み込む芸とその副作用について)←これも2007年イグノーベル賞とってます。
と、いった感じで・・・好きです。