保健師のまとめブログ

保健師が気になった情報をまとめています。

「安心と希望の医療確保ビジョン」第1回会議


下のバナーをぽちっと押していただけるとブログ作成の励みになりますm(_ _)m↓
やる気成分が2mgぐらい増えます。

看護 ブログランキングへ

2008.1.15追記
臨時 vol 1  『安心と希望の医療確保ビジョン』第一回会議傍聴記 MRICを、読むと、報道されている内容とはちょっと違うようです。



厚労相、医師不足対応で初会合・「看護師の業務を拡大」 日本経済新聞(2008.1.9)

舛添要一厚生労働相は7日、医師不足問題などへの対応策を検討する「安心と希望の医療確保ビジョン」の初会合を開いた。「医師とスタッフの役割分担について答えを出したい」と述べ、医師の業務を補助するメディカルクラークや看護師の業務範囲の拡大に取り組む方針を明らかにした。「医療保険介護保険の垣根を取り払ってもよいのではないか」とも語り、両保険を一体的に運営する必要性にも言及した。


メンバーとして会合に出席した矢崎義雄・国立病院機構理事長は「高齢化で入院の需要は増えているにもかかわらず、医師不足で病院の機能は低下している」と指摘。野中博・野中医院院長は認知症など完治が難しい患者を支えていく体制が不十分だと問題提起した。


この会議は「国民に安心と希望を与えるため、医療の長期的なビジョンが必要」と主張する舛添厚労相の肝いりで開催が決まった。今後、月に1、2回程度のペースで会合を開き、4月をメドに今後の医療のあり方や人材確保策などについて提言する報告書をまとめる予定。

医療の長期ビジョン検討へ‐厚労省会議が初会合を開催 薬事日報(2008.1.8)

舛添要一厚生労働大臣は7日、「安心と希望の医療確保ビジョン会議」を省内に設置し、医療体制の長期ビジョンづくりに着手した。医師確保など短期的な対策を中心に取り組んできているが、高齢化が進む中で、それにふさわしい、将来を見据えた改革が必要と判断。医療サービス、医療機関、医師養成などについて検討し、4月にもビジョンを打ち出す方針だ。7日の初会合では自由討議が行われ、高齢患者を治療ではなく地域で支える体制や、患者との医療情報の共有の必要性が指摘された。


会議は、厚労大臣、西川京子副大臣松浪健太大臣政務官有識者として辻本好子氏(NPOささえあい医療人権センターCOML理事長)、野中博氏(野中医院院長)、矢崎義雄氏(国立病院機構理事長)からなり、外部有識者からのヒアリングや現場視察も行う予定。事務局は厚労省医政局。


7日の初会合には全員出席し、あいさつした舛添厚労相は「国民が安心できる医療体制の10年、20年の計画を作りたい」と述べ、協力を求めた。

一応、舛添大臣も「医師不足をどうにかしないといけない」とは考えているようです。が、医師養成や看護師の業務拡大が医師不足の解消として妥当なのかどうかは疑問です。


あと、現場視察をするということなので、柳沢前厚労相が国会で発言した「拘束時間は長いが、実際に診療している時間は短いんだから問題ない」が、本当に問題ない内容なのかどうかも見て欲しいですね。


P.S
日経がこの話題を「社会」や「政治」ではなく、「経済」のカテゴリーに入れているのは、なぜなんだろう・・・
とちょっと気になったりした。