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山陽新聞備前支局の「デスノート」


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救急医療の充実を 山陽新聞(2008.1.30)

最近、印象に残ったニュースがあります。池でおぼれ心肺停止状態で発見された愛知県の三歳の男児が生還したという話題です。テレビは盛んに繰り返していました。「これは奇跡です」と。

今回のケースが「奇跡」といわれないよう、脳低温療法がさらに定着することを願わざるを得ません。


それにしても、こんなに温かい命のリレーが行われる一方、救急搬送で受け入れを拒否され死亡するケースも、このところ各地で表面化しています。


二十四日付の本紙朝刊の第二社会面で、「11病院診察拒否 救急搬送95歳女性死亡 東京」の見出しを見つけ、肌寒い現実をあらためて実感しました。高度医療の普及と救急基盤の整備の両立は、まだまだ途上です。

他の患者の処置中やスタッフが足りないなどの「受け入れ不可能」状態のために、いわゆる「受け入れ拒否」をした病院のスタッフは、記者が肌寒く感じるような、冷たい人たちとでもいいたいのでしょうか・・


普通の市民の意見ならまだわかりますが、新聞社のデスクの意見として紙面に載せられると限界ギリギリで頑張っているスタッフも、糸が切れますよね・・


マスコミさんも医療崩壊にトドメをさしている側ということを理解して欲しいものです。