民放のニュース番組が「受け入れ拒否」との表記に徐々に切り替えつつあるなか、なぜかNHKだけが、「たらい回し」に固執しています。
今日のニュース7でも、「たらい回し」と発言しまくり。
天漢日乗さんのブログによると今夜(2008.2.13)のニュースウォッチ9でも
藤澤キャスターのV紹介からしてたらい回しだ。以後、V中もたらい回し連発。どうみても医師や病院が怠慢、やる気ナシという論調でしたね
とのこと。なぜNHKは「受け入れ不可能」でも、「受け入れ拒否」でもなく、「たらい回し」という不適切な言葉を使用し続けているのでしょうか。
◇NHKお昼のニュース(2008.1.15)
◇NHK焦点のニュース(2008.2.13)←クリックでウェブ魚拓に飛びます。
1月15日のお昼のニュースでは「20病院以上に要請」を「たらい回し」と定義しています。
「受け入れできるのに、断った」であれば、「たらい回しにされる」という表現でもいいと思いますが
「救急隊が病院に電話で確認したけどら、20ヶ所が受け入れ不可能状態だった」がNHKのおける「たらい回し」の正しい使い方のようです。
民放は、実際に取材してわかってきたのか、ニュース番組では「たらい回し」という表現を抑え、「受け入れ拒否」(これも適切ではないが・・)と表現しつつありますが、NHKは未だに「たらい回し」
たぶん、取材もしていないんでしょうね。
産経ならまだしもNHKのニュース番組が、民放の「ワイドショー」や「情報番組」程度の「センセーショナルに煽ればいい」という低いレベルだと、がっかりです。
ちなみに、NHK視聴者コールセンターに、「たらい回しではなく、受け入れ不可能という現実にあった表現を使って欲しい」という旨の電話してみると、「担当者に伝えます」との回答でした
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