◇タミフル耐性ウイルス:横浜で5人、集団感染 毎日新聞(2008.2.29)
横浜市内の小学校などで1月末、抗インフルエンザ薬タミフルが効かない「耐性ウイルス」が5人から検出されていたことが横浜市衛生研究所の調査で分かった。耐性ウイルスによる集団感染は国内初。
同研究所によると、横浜市内の同じ区内で1月28日、8-13歳の男女5人から耐性ウイルス(Aソ連型)が検出された。3人は同じ小学校に通い、残りの2人は同じ医療機関を受診していた。全員がタミフル服用前だったため、服用により患者の体内でウイルスが変異したのではなく、耐性ウイルスによる小規模集団感染があったとみられる。
世界保健機関によると、今季日本での耐性ウイルスの検出率は5%だが、ノルウェーで66%に上るなど、欧州での広がりが懸念されている。
◇参考リンク
○タミフル大量処方が自然界のウイルス耐性強化の原因に、日本にも影響 AFP