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消防庁「都市部で拒否が多いのは牽制しあっているからでは」


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重症救急「拒否」1万4387人、都市部に集中…実態調査 読売新聞(2008.3.11)

受け入れを3回以上断られた例があったのは福井、島根県以外の54都道府県。10回以上の22都府県1074人のうち、614人を東京都が占めた。受け入れが決まり、搬送を開始するまでの時間は、30分以上が1万5656人。1時間以上が1721人で、2時間以上も153人いた。東京都では4時間13分かかったケースもあった。


医療機関が受け入れを断った理由は、医療機器や医師の不足などによる「処置困難」が22.9%で最多。以下、「満床」22.2%、「(医師が)手術・診察中」21%の順だった。


都市部に救急搬送の拒否事例が目立つことについて、総務省消防庁は「病院数が多いため要請を拒否される件数が増えるほか、病院同士で『あちらの病院の方がいいのではないか』と“けん制”し合っているのでは」とみている。

受け入れ不可能の原因として「医療機器や医師の不足」、「満床」、「処置中」と分かっているのに、最後に「けん制しあっているからでは」で締めくくる読売新聞が嫌らしいです。しかし、消防側の「こっちは頑張っているけど、病院が受け入れ出来るくせに断るから搬送できないんだ」的な発言がアレですね。


こんな発言もありましたし。


宮城県の消防本部「実際は受け入れ可能のときもあるのでは」(2008.1.15)

一方、消防庁救急企画室は「都市部の病院ほど、受け入れを拒否する傾向がある。宮城は人口が多く、病院数も多い。『他の病院がやってくれるだろう』と意識してしまうかも」という。宮城県内のある消防本部からも「実際は受け入れ可能な場合もあるのでないか」との声が聞こえてきた。

まぁ、幻聴でしょ。