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青森県風間浦村、診療所が残ったのはいいが・・・


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村の先生残った 診療所廃止を回避 青森・風間浦 河北新報社(2008.3.11)

「わが村の先生」が残った―。青森県の医療再編計画に基づき、本年度末で廃止が決まっていた風間浦村の風間浦診療所。県から派遣されて13年間、診療所を預かった唯一の常勤医、大柳博樹所長(54)が独立して村にとどまることになり、4月以降も公設民営の診療所として存続する見通しとなった。「先生に残ってほしい」との切実な願いに、地域医療を長年支えてきた医師が応え、「無医村」は回避された。

診療所は所長、看護師1人、准看護師4人、職員3人の体制。外来には1日約100人が訪れる。

「おおーいい話だ〜」と思っていたんですが・・・外来100人?

同村下風呂地区の漁業男性(69)は10キロほど離れた診療所に週1、2回通う。「話に耳を傾けてくれるし安心できる。最高の先生だ。残ってもらいたいと、みんな思っていた」と拝むように語った


とも、あるので、平均診療時間の5分程度は診ているとして500分→8時間?


診療だけで8時間+院長業務を考えると・・・1日何時間働いているんだろう・・・


また、外来100人という数ですが


風間浦村の公式サイト*1によると、平成18年3月末日現在(古いな・・・)の人口は2,750人・・・人口2,750人の村で外来100人・・・なので人口10万対にすると3640人(3.6%)

一方、平成18年度の「都道府県別にみた人口10万対1日平均外来患者数*2


によると、青森県人口10万対で約1250人(1.3%)


と、人口比で3倍近い患者さんがいるようです。国保も診療所も大変そう雪


○お断り
青森県の高齢化率が平均で23.3%であるのに対し、風間浦村は30%超。
また隣接の大間町むつ市から来ているかも知れない患者などは考慮していない
単純な比較ですので、ご了承ください。