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小児期の運動不足は心疾患リスク高める 米研究報告


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小児期の運動不足は心疾患リスク高める 米研究報告 AFP(2008.4.12)

【4月12日 AFP】座って過ごすことの多い子どもは活発に動く子どもに比べ、後に心疾患を発症するリスクが最大6倍高い。このような研究結果が4日の英誌「ダイナミック・メディスン(Dynamic Medicine)」に発表された。


さらに、心疾患の発症につながる複数の症状を併発する「メタボリックシンドローム」が10代で現れる可能性もあるという。


ノースカロライナ大学(University of North Carolina)の研究チームは、7歳から10歳の子ども400人を対象に、身長、体重、体脂肪率、血圧、コレステロール値などの主要な健康指標を測定するとともに、運動の頻度や時間を調査した。7年後、同じ子どもたちを再度調査し、メタボリックシンドロームの兆候がある子どもの人数を調べた。


その結果、10代に成長した子どもたちの5%近くがメタボリックシンドロームの主な症状を3つ以上有していることが分かった。これは、米国の若者の4-9%が耐糖能異常、高血圧、肥満、コレステロール値異常のうち幾つかを併発しているとする過去の研究結果と合致する。


研究チームは、10代になってメタボリックシンドロームの兆候が現れるリスクは、子ども時代に行っていた有酸素運動量が少ない場合に6倍、運動量が少ない場合に5倍高まることを突き止めた。これらの子どもは、足早に歩く、適度な速度で自転車に乗るなどの運動を、多くて1日20分程度行っていたに過ぎなかった。


米疾患対策予防センター(US Centers for Disease Control and Prevention、CDC)は、子どもがこのレベルの運動を少なくとも1日1時間行うことを推奨している。(c)AFP