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乗れる車を捨てるのがエコ? トヨタの「エコ替え」CM


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最近見かけるトヨタのCM

「(電球を)省エネの方に替えよう!エコ替え」は、なんとなく理解できるのですが
「まだ車に乗れるけど捨てて燃費のいい車を買う!エコ替え」の理論がよくわからないので


トヨタの公式サイトへ。


燃費の良い車に『エコ替え』しよう~♪


「低燃費車→低CO2(排出)→エコ」ということか・・


えっと・・・乗れる車を捨てるのは、環境への負担にならないのかい?


と調べて見るも、どこにも記載がないので


困ったときのグーグル先生で調べてみたら、こんなのがありました。


「新型プリウス」よりもエコな「中古車」、米国で人気 WIRED VISION(2008.6.3)

Matt Power氏が今月号の『Wired』誌で書いている記事によると、ハイブリッド車の燃費はすばらしいが、たとえばトヨタ自動車の『プリウス』を1台製造するには約11万9000メガジュールのエネルギーがかかるという。

ガソリン1ガロン[約3.8リットル]当たりのエネルギーが約119メガジュールなので、プリウスはショールームにたどり着くまでに1000ガロン [約3800リットル]のガソリンを消費していることになる。これをいわゆる「炭素の負債」と考えると、プリウスを約7万4000キロメートル走行させなければ清算できない数字だ。

だが、この負債を簡単に回避できる方法がある。中古車の購入だ。中古車なら炭素の負債はすでに返済されている。

わかるような、わからないような記事ですが


トヨタの2代目プリウス(中古)と、同じくトヨタの95年式ターセル(中古)を比較した場合

車種 燃費
プリウス2代目
JC08モード:29.6km/L
EPA(米国連邦環境保護局)方式:市街地:20.4km/L 高速道路19.1km/L
ターセル5代目
市街地11.5km/L 高速道路15km/L
(元記事米WIREDに記載されていた数字)

燃費はプリウスの方が「圧倒的にいい」がプリウスは製造時点で1000ガロン(約3800リットル)のガソリンを消費しているので・・・

図:年間2万km走行したとして消費されるガソリン量*1


新車でプリウスを買った場合と、中古のターセルに乗り続けた場合
7年目あたりでプリウスのガソリン消費量にターセルが追いつきます。


中古のターセルにそのまま乗って、7年目に7年落ちのプリウスに乗り換えた方がよさそうですね。


・・・と、思っていましたが、古い形式の車はCO2排出量が多いわけでして
ガソリン消費量だけ持ち出して比較したのは、ダメかもしれません。


もっとも、一番いいエコは


「車に乗らない、乗る距離を減らす」
「他の公共機関や自転車を使う」
「歩く」


ですけどね。健康的ですし。そんな事、自動車会社は言えませんがヒミツ



◇参考リンク
TOYOTA | エコ替え
「新型プリウス」よりもエコな「中古車」、米国で人気 WIRED VISION
「トヨタ・プリウス」北米で17万台の大ブレイク! WebCG

*1:ターセルの燃費を、米国での記事から取りましたので、プリウスの燃費もEPA方式を採用してます