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町村官房長官!それじゃ厚労省があんまりです


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官房長官、閣僚に「資料分かりやすく」と指示 日本経済新聞(2008.6.13)

町村信孝官房長官は13日の閣議後の閣僚懇談会で、各省庁の政策を説明する公表資料などについて一般国民が分かりやすい内容にするよう各閣僚に指示した。後期高齢者医療制度(長寿医療制度)への批判の背景に政府の説明不足を指摘する声があったため。長官は閣議後の記者会見で「法律用語、専門用語、カタカナが頻発し、要約版もついていない。難しすぎる」と指摘した。
「デメリット」だらけの制度を導入するときには、「よくわかんない」と
「一般国民に分かりにくい内容」にすることが、政府には求められています。

「実はこうこうこういうデメリットが国民の側にある制度なんですよ」と説明したら
反対されるだけですので、「国民がわからないうちに改革を」が正しい周知のあり方です。


さて、「後期高齢者医療制度」も
 ○保険料増(「保険料が際限なく増えていく痛みを味わえ」と高齢者医療企画室長補佐談)
 ○アクセス制限(撤回されましたが)
 ○一般病棟入院90日制限
 ○6000円定額制
云々で高齢者にとっては(短絡的にみると)「デメリットが多い」制度と言えます。
(若者負担増による皆保険制度自体の崩壊回避目的という視点では、メリットがなくもないと)

となると、法律用語・専門用語・カタカナを駆使して、デメリットをわかりにくく散りばめた
「よくわかんない資料」を作成し
国民がわからないうちに制度を導入させた厚生労働省の働きには、すばらしいものがあります。
(3月下旬までマスコミが全然報じなかったところをみると、報道との協働もばっちりです)

補足しておきますが、デメリットを抜いた資料では「書いてないじゃないか」と、後で指摘されるので、ここでは「散りばめる」という高度なテクニックが要求されています。皮肉ですが

というわけで、政府から誉められてもいいぐらいの仕事振りだと思うのですが、逆に
町村官房長官に「OAKY(俺は あえて 空気 読まない)」発言されているので

厚生労働省も「本当にわかりやすい資料」を作っちゃえばいいんです。

「制度の目的:骨太の方針社会保障費2200億円/年削減するように言われているので、辻褄あわせします」とか雪

もちろん問い合わせ先は内閣官房直通ダイアルで、ですよ。


と、散々書いて、引用元の記事を最後に読み直してみたら・・・
「俺が理解できないから、閣議の資料は、もっと分かりやすい資料にしてくれよ」
という意味っぽい_| ̄|○