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通院率、トップは大阪の女性・最少は沖縄県の男性


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通院率トップは大阪の女性 最少は沖縄県の男性 47NEWS(2008.9.9)

病気やけがで最も多く医者にかかっているのは大阪市の女性、最少は沖縄県の男性−。厚生労働省が9日に発表した「2007年国民生活基礎調査(概況)」で、人口1000人当たりの通院者数を示す「通院者率」が明らかになった。


通院者率は47都道府県と政令市、東京23区を対象に、病院や診療所、はり、マッサージなどに通っている人の割合を表したもの。調査は1986年から3年ごとに行われており、今回が8回目。

通院率の最少は沖縄県男性で、続いて沖縄県女性と沖縄県が最少トップ2を占めています。


が、入院率との関係を見てみると喜ばしい状況ではありません。


ちょっと古いデータですが、厚生労働省の「平成17年患者調査」に都道府県別に入院と外来に分けた受療率が示されている統計があります。




これを見ると、外来受療率は全国でもっとも少ないのですが、入院受療率は全国平均を超えています。(このパターンは沖縄以外では福島と富山のみ)


これから推測されるのが「症状が悪化してから病院に行くパターンが多い」ということ。


住民健診(今年からは特定健診)でも、受診勧奨値が出た方に受診を勧めると「毎年、病院に行くように言われているけど、自覚症状もないし大丈夫だよ」と話される方が少なくないのですが、自覚症状が出たときには「すでに合併症まで進んでいた」ということもありますので、二次検診や医療機関受診をおすすめします。(もっとも、「病院に行かない」は保健指導担当者側の力量不足という側面もあるんですけどね・・)



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