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大阪府の医療情報システムの改善は、効果が薄い


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大阪府、医療情報システム改善 “たらい回し”問題受け MSN産経ニュース(2008.10.6)

府によると、新システムは、各病院がベッドの空き状況や、手術ができるかどうかなどをタッチパネル式の端末に入力。救急隊員は携帯電話からインターネットで空き病院を探し、急患を搬送する。一般の人はアクセスできない。府は、搬送受け入れ情報の入力回数や、急患の受け入れ実績などに応じて病院側に報償を出すことも予定している。

「受け入れ不可能」を未だに「たらい回し」と表現する産経新聞の病院嫌いは、怨恨か遺伝子レベルの何かですね。


それはおいといて、この、大阪府が導入した「医療情報システム」ですが


「受け入れ不可能」の根本的な原因には手をつけず、受け入れ可能状況の情報提供をリアル化しても、結局は、医師不足や満床(ただ単にベットが埋まっているだけでなく、スタッフがいない・必要な医療機器が全て出払っている状態も満床といいます)といった理由により「受け入れ不可能」な状況は続くわけで、効果があるかは不明ですね。


アクセス集中によりサーバーが重くなっているときに、サーバーの増設やバックボーンの増強をせず


「ただいま アクセスが集中しているために、つながりにくくなっています」


という表示をリアルタイムで提供しても、意味がない。


そんな印象です。