保健師のまとめブログ

保健師が気になった情報をまとめています。

NTT西日本が座間味村でICT活用保健指導の実証実験


下のバナーをぽちっと押していただけるとブログ作成の励みになりますm(_ _)m↓
やる気成分が2mgぐらい増えます。

看護 ブログランキングへ

NTT西、ICT活用し保健指導−沖縄・座間味で実証実験 日刊工業新聞(2008.11.6)

NTT西日本は沖縄県座間味村で情報通信技術(ICT)を活用した保健指導の共同実証実験を12月に始める。ICタグを利用し、歩数や血圧などのデータを自動でサーバに送信する仕組みを構築する。同村の住民約100人が実験に参加する。医師、保健師が不足する地域で、ICTを活用した効率的な保健指導を行えるようにする。

とりあえず、言葉の説明


ITは情報技術、ICTは情報通信技術。「C(通信)」があるかないかの違いはありますが、意味は、ほぼ同じです。(一応、ITが経産省系、ICTが総務省系らしいですが)

ICタグ ICチップ(集積回路)+通信用のアンテナのセット
ICカード ICタグを搭載した(EdySuicaなど)やICタグを携帯電話端末に搭載したおサイフケータイなどが有名。ケーブルをつないだりせず、ICタグリーダーに近づけるだけ(ピッとするだけ)で情報のやり取りができるのが特徴です。

△言葉の説明おわり


NTT西日本座間味村ではじめる実証実験では、座間味村の住民約100人が「ICタグ付き歩数計」を携帯し、ICタグリーダーが設置された公共施設や商店を通るたびに、体重・血圧・歩数などのデータがICタグリーダーを介して、データサーバーに自動的に転送され、それを診療所の医師や役場の保健師が保健指導に活用する、というシステムになっているようです。


NTT西日本では、この座間味村での実証実験の前に、岐阜県中津川市でも、実証実験を行っています。(→中津川市ヘルスケアトライアル 新聞報道はこちら→読売新聞


中津川市ヘルスケアトライアルでは




対象者自身で、データを転送する必要がありましたが、今回の実証実験では「データ転送が自動化」されているため、より敷居が低くなった印象です。

座間味村の人口は約1000人、実証実験の対象者は約100人と住民の約1割が参加するってすごいですね。



ところで、今回の「ICタグ付き歩数計を介して自動的にデータ転送」って



こんな感じだと思うのですが


歩数データは、歩数計自身がもっているデータなのでいいとして
血圧や体重のデータは、どうやって歩数計に転送されるんでしょうか?


血圧計や体重計にも、ICタグBluetooth、赤外線ポートといった非接触型の通信機能があって、ボタン押したら血圧データ・体重データが歩数計に転送されるのかな?


中津川市では、データの取り込みもUSB経由、データの転送もUSB経由と、ちょっと手間がかかる仕組みでしたが、座間味では「すべて非接触」とかになっていたりしたら、すごいですねびっくり!