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明石市役所の福祉コンビニがオープン1周年


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福祉コンビニ:オープン1年 堅調、採算ベース維持−−明石市役所 /兵庫 毎日新聞(2008.11.9)

◇採用の障害者5人も離職なし

障害者が働く「福祉コンビニ」が明石市役所にオープンし、8日で1周年を迎えた。自治体と「セブン−イレブン・ジャパン」が連携した全国初の試みで、庁舎内の手狭な店舗と短い営業時間にもかかわらず、採算を維持し、採用された障害者5人も辞めることなく頑張っている。全国から自治体の視察も相次いでおり、明石の成功例が今後、他の官公庁にも広がるかに注目が集まる。【南良靖雄】

明石市セブン-イレブン・ジャパンが連携し、「障害者就労支援」を目的としたコンビニを市役所内に設置してから、1周年を迎えたようです。


明石市が就労支援の場としてコンビニを選んだ理由については、市長の定例会見で詳しく述べられています。


平成19年7月26日定例会見 明石市役所(2007.7.26)

2点目は市役所内コンビニ事業者の募集についてです。市役所内にコンビニを設置する趣旨としては、障害者の就労支援と、来庁者への利便性向上を図るというものです。障害者の人たちが最も求めているものは、仕事の場です。なぜコンビニにこだわるのかというと、全国にたくさんあるコンビニにおいて、本市がコンビニで障害者が働くというモデルを作り、全国にその動きを広げていきたいという思いがあります。応募資格として、原則直営店というしばりをかけています。コンビニ、福祉部、障害者の支援団体と協議をしながら障害者が働くノウハウの蓄積をしていきたいと考えています。設置場所は、2回ロビー北側の現在行政情報センターのある位置です。取扱い品は食品類や印紙、切手、印鑑や市バス回数券、粗大ごみチケットのほか、障害者施設で作られた品物も販売する予定です。地元の障害者支援団体も法人格を取得して、経営に参加していきたいという考えもお持ちなので、その道も残しています。

「コンビニは全国どこにでもあるため、コンビニによる就労支援を目的とした明石市モデルがうまくいくと、全国に広げることができる」という考えで、コンビニにこだわったようです。


一番上の毎日新聞の記事によると、障害者雇用に興味を持つ(通常店舗の?)オーナーも増え、9月からは姫路市内の店舗での採用がはじまったり、神戸新聞の記事(2008.11.12)では、青森から沖縄まで19自治体・議会が視察に訪れていたりと、全国的に広がる可能性もでてきていますね。


◇参考リンク
出店事例 施設内店舗のご紹介 明石市役所店 セブン−イレブン・ジャパン

明石市役所本庁舎2階、行政窓口コーナーの通路反対側に開店。障がい者ハローワークを通じて採用し常時1名が就業。障がい者の雇用を確保しています。
店舗面積は23坪で弁当・飲料・市バス回数券や障害がある方が作業所で製作する日用品などを販売。明石市役所を利用される市民・市役所職員の方に便利さを提供しております。

明石市役所の紹介ページ

撮れたて情報 平成19年11月8日 市役所に福祉コンビニ 明石市役所



11月8日(木)、市役所内に障害者を採用した福祉コンビニがオープンしました。同コンビニは、障害者の就労支援を目的に、常勤雇用を条件として市が誘致したものです。当日は、テープカットなど式典が開催されました。