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輸液セットの滴数が4月から20滴と60滴に統一


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やる気成分が2mgぐらい増えます。

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輸液セット(点滴セット)と言えば、こんな感じですが



ARTBOONさんの無料イラストより)


ボトルと患者さんの間のライン(上の図では赤く記したところ)を拡大すると、下の図のようになります。



(点滴筒側のキャップがボトル側、クランプ側のキャップが患者側です)


ここの「クランプ」を締めたり緩めたりして、「ポタポタ」と落ちる速度を変えることができるのですが


 15滴で1mlな輸液セット
 19滴で1mlな輸液セット
 20滴で1mlな輸液セット
 60滴で1mlな輸液セット


と、4パターンあり、非常にややこしかった思い出が・・(´・ω・`)


そんな、輸液セットですが、「ややこしい=事故の元」ということで、平成17年の厚労省告示・通知により20滴/mlと60滴/mlの2種類に統一されました。
現在は経過措置期間中で、4月からは20滴/mlと60滴/mlしか販売することができなくなります。



輸液セット及び輸液セットの滴数の統一について 医薬品医療機器総合機構

1mLあたり15滴又は19滴の輸液セット・輸血セット及びそれらに対応した輸液ポンプを採用している医療機関については、1mLあたり20滴の輸液セット・輸血セット及び1mLあたり20滴に対応した輸液ポンプに切り替える際に、医療事故、ヒヤリ・ハットの発生を防止するため、十分注意してください。