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はてなブックマークで、52件のブックマークがついている、毎日新聞の記者日記ですが


記者日記:医師の説明 /埼玉 毎日新聞(2009.2.6)

「もう一度、一から説明しましょうか!」。医師は突然、声を荒らげた。昨年末、兄が大病をした。治療法の説明の場に私も同席し、質問しまくった。もちろん面白半分にではない。学会のガイドライン本(書店でも買える)を読み、病状の微妙な差によって治療法も違うことを知っていたからだ。


どっかで見たことがあるような内容だな〜と思っていたら、読売新聞医療担当記者の「骨折体験談」の第2回の記事でした。


以下、似たような部分を、対比させておきます。

毎日新聞 読売新聞
2009年2月6日 地方版 2000年8月2日 東京朝刊
「もう一度、一から説明しましょうか!」。医師は突然、声を荒らげた。 「手術は難しいものですか」「医局に入って13年になりますが、研修医に任せる場合もある基本的な手術です」「先生は何人ぐらい経験がありますか」「100人、200人というほどではありませんが、かなりやってます。最近はインフォームドコンセント(説明と同意)と言われるので説明はしますが、医者でも手術を受けると決めたら『お任せします』と言いますよ」とムッとした様子
治療法の説明の場に私も同席し、質問しまくった。 手術が決まると、どんな手術か、方法は確立したものなのか、医師の技量の差は大きく影響するのか……。いくつもの質問が浮かぶ。
もちろん面白半分にではない。学会のガイドライン本(書店でも買える)を読み、病状の微妙な差によって治療法も違うことを知っていたからだ 今は少しばかり医療について学んだ。その一つは、医療には常に不確実なところが残ること。たとえ標準的な治療が確立された分野であっても、個体差があるので、個人にとって、最適かどうか分からない
だが、医師は「そんな細かいところまで聞いてきたのはあなたが初めてですよ」などと繰り返し、明らかにいらだっていた。揚げ句に、私が「念のため確認しますが……」と治療法のある細部についてたずねた途端、冒頭のようにキレてしまったのである。 質問を重ねていると、「ここでの手術が嫌なら、ご自分でお好きな病院へ行ってもいいですよ」と医師。両足を骨折して身動きできない人間に向かって言い放った。医師の前で患者は黙っていろ−−というのか。
私はひるまず質問し続けたが、こうした場面に慣れていない人なら黙ってしまっただろう。医師と患者・家族を隔てる「壁」はまだまだ高いと痛感した 見舞いにきた母は「お医者さんに質問なんかしちゃだめよ。下手に出てないと機嫌を悪くするから」と話していた。


毎日新聞と読売新聞、書き手も相手の病院も違うはずなのですが、文章全体の流れは似ている印象です。記者職が病院にかかるときは、こんな感じなのかな?