ニンテンドーWii用のフィットネスソフト「Wii Fit」というものがあります。
がんばって説明しようと思ったのですが、CMを見た方が早いので(しかも分かりやすい)、ニンテンドーさんのCM動画どうぞ。
(音量に注意してください)
この「Wii Fit」と、「Wiiチャンネル」を利用して、「特定保健指導を行おう!」というサービスが4月より開始されます。
◇「Wii Fit」利用した特定保健指導システム、NEC、パナソニック、日立が発売 日経トレンディネット(2009.1.29)
任天堂は1月27日、据え置きゲーム機「Wii」と専用フィットネスソフト「Wii Fit」を利用してメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)対策の特定保健指導を行うためのインターネットサービス「Wii Fit からだチェックチャンネル」を開発したと発表した。NEC、パナソニックメディカルソリューションズ、日立製作所の3社が同サービスに連携する特定保健指導システムを開発。健康保険組合や特定保健指導サービス機関に4月より販売する。
任天堂のニュースリリース*1によると、現在、NEC*2、パナソニック*3、日立製作所*4の3社が開発を進めており、4月からは自社の健保組合での運用を開始する他、他の健保組合や特定保健指導サービス機関への販売も計画されています。
というわけで、NEC・パナソニック・日立製作所の健保組合加入者か、もしくはこのシステムを購入した特定保健指導サービス機関の利用者しか利用できないサービスなのですが(=一般ユーザーは利用できない)・・ちょっと気になったので、ご紹介してみました。
システムの概要ですが、図入りで説明されている日立さんを例にあげて説明すると、こんな感じです。
1.Wii Fitから得られるデータ→体重と運動貯金*5
2.利用者の質問や回答
3.DSソフト「歩いてわかる生活リズムDS」から得られるデータ→歩数
という3つのデータがおうちなどに設置されているWiiの「Wii Fit からだチェックチャンネル」を通して、特定保健指導実施機関(健保組合や特定保健指導サービス機関)に送られ、特定保健指導や健康相談を行う
ってな感じです。
各社の「売り」っぽいところ一覧表(ニュースリリースからの引用)
NEC | パナソニック | 日立製作所 | |
---|---|---|---|
特徴 | 「Wii Fit からだチェックチャンネル」と「NECヘルスイノベーション21」*6の携帯電話を活用したサービスを連携させることで、これまで別々に管理されていた家庭内の健康活動データ(「Wii Fit」内の運動データなど)と携帯電話サービス内の個人管理データ(食事データや喫煙量、飲酒量など)を統合し、特定保健指導における保健指導者からの指導をより充実したものとすることができる。 | 特定保健指導支援システム「Plissimo Sigusa(プリッシモ シグサ)」は、「Wii」専用アプリケーション「Wii Fit からだチェックチャンネル」と連携して保健指導を支援するシステムです。指導者は対象者ごとの個別管理と電子メールでの確実な返信を的確なタイミングで行えると共に、より多くの対象者への指導を簡便に行うことができます。 | より手軽に、楽しく健康をサポートするシステムとして、任天堂の「Wii Fit からだチェックチャンネル」と連携し、測定したデータを匿名化して安全に管理しながら、インターネット経由で遠隔健康指導ができる基盤システムを開発しました。今後日立は、2009年2月に日立社内での試行を行い、その結果を踏まえ、健康指導サービス提供者向けにASPサービスの形で本システムを提供していく予定です。 |