CBニュースの見出しにグッと来た
◇医療保険制度の崩壊は「救える方法がない」 CBニュース(2009.7.17)
医業経営コンサルタントグループのMMPG(メディカル・マネジメント・プランニング・グループ、東京都中央区)は7月17日、第115回定例研修会を開いた。この中で、読売新聞東京本社の南砂編集委員は、「医療崩壊」について医療提供体制と医療保険制度の2つの崩壊を挙げ、医療保険制度の崩壊は「当面救える方法がない」との危機感を示した。
ちなみに、「当面救える方法がない」と危機感を示した方は、読売新聞の編集委員様。そういった意味でも、グッと来るものがあります。
ついでに、編集委員様の発言を要約しておきます。
- 最近の医療報道は80年代と比べると、量は増え、質も良くなってきている。
- 80年代・90年代は医療vs患者の構図で、医療が悪いとしてきた。
- インターネットの普及などにより国民が情報の洪水に右往左往。
- 小泉構造改革の負の部分が医療をコントロールしている。
- 医師がいなくなることを医療崩壊と言っているが、ほんとうにその地域に病院が必要なのかを議論すべき。
- 医療提供体制の崩壊なんかよりも、医療保険制度の崩壊がはるかに深刻。
- 医療提供体制は、金と時間*1をかければ解決するが、医療保険体制は当面、救えない。
とりあえず、つっこんでおく。
最近の医療報道は80年代と比べると、量は増え、質も良くなってきている。
↑質は今も悪いと思うけど、当社比ということだろうか。
80年代・90年代は医療vs患者の構図で、医療が悪いとしてきた。
↑今もそうですが、割りばし事件とか大淀事件とか大野事件とか。
インターネットの普及などにより国民が情報の洪水に右往左往。
↑テレビ・新聞で「たらい回し騒ぎ」したあとの方がひどいです。
小泉構造改革の負の部分が医療をコントロールしている。
↑新聞社と記者の負の部分もだね。
医師がいなくなることを医療崩壊と言っているが、ほんとうにその地域に病院が必要なのかを議論すべき。
↑なら、崩壊と騒がず、「おたくの地域には必要ないですよ」と提言して下さいませ。
医療提供体制の崩壊なんかよりも、医療保険制度の崩壊がはるかに深刻。
↑読売提言では「強制配置」にするので、どうにかなると考えているのかな?