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コメディカルの平均給与比較


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看護協会のサイトでこんな資料を発見。

調査の窓から 職種別での賃金上昇の比較/看護師の勤続年数(PDFファイル)

■賃金上昇の比較
最新の統計データ「平成20 年 職種別民間給与実態調査」(人事院)から平均給与額(注1)の増加を用いて、賃金上昇を職種別に比較します。

少し凹む資料です。


初任給はコメディカル・・と言うか他の業界と比較しても高い「看護師」ですが、伸び率が非常に悪い。30歳を過ぎたあたりから、他の職種にズバズバ抜かれていきます。定年を迎える頃には、臨床放射線技師と月額10万(年収だと150万円ぐらい?)の差がついています。

しかし、世間も業界も抱いているイメージは「看護師は給与が高い」。

みんな「看護師は夜勤もあって体力勝負できついけど、その分、給与はいい」と思っているのに、現実は「夜勤もあって体力勝負できついけど、給与もきつい」。

うーん、初任給のインパクトは凄いな。

このギャップを初任給の高さで意図的にボカすことで、供給(看護師志願者)を増やし、さらに世間は「看護師は給与が高い」と思っているので、「待遇改善して」と現場が訴えても「でも、給与高いでしょ」と同感が得られにくい。・・という所まで考えての設定なら、悔しいけど上手いです。

と、陰謀論を唱えてみましたが、看護師=女性が圧倒的に多いということも影響していそうですね。つまり「旦那が稼いでくるんだから、看護婦はそこそこあればいいでしょ」と言うレガシーな家族論に基づいたもの。


・・どっちにしろ凹みますね(´・ω・`)