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保健師のまとめブログ

保健師が気になった情報をまとめています。

イギリス渡航歴に関する献血制限が見直しへ

行政と立法 医薬情報

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輸血はリスクが高いです。(もっとも、リスクの無い治療なんてありませんが)
汚染された血液を輸血するってことは、天守閣に敵兵を直接送り込むようなものでして、非常にリスキーです。

  • 献血者が感染症に罹患していた→被輸血者にも感染のリスクが
  • 献血者が薬を飲んでいた→被輸血者の体内でも薬効が

なので、献血では、肝炎ウイルス等の保有者や服薬中の方、輸血歴・移植歴のある方、ピアスを使用中の方については献血をお断りしています。感染等の疑いが少しでもあれば安全のために断っているのが現状です。
妊婦さんもお断りしていますが、こちらは母体保護のため。あと服薬中の方をお断りするのは、上記にあるように被輸血者の安全を守るのと同時に、「服薬中=ベストな健康ではない」ということで、身体に負担をかける恐れのある献血から献血者の安全を守るためでもあります。

詳しくはこちらからどうぞ→献血をご遠慮いただく場合|日本赤十字社

と、前置きが長くなってしまいましたが、ここからが本題。

本題

今年のはじめまで、1980年から1996年の間にイギリスに1泊でも滞在した経験のある方は献血を行うことができませんでした。
その頃のイギリスでは肉骨粉が使われていて危険部位(脊髄とか盲腸とか)の除去も徹底されていなかったため

BSE(狂牛病)の牛さん由来の異常プリオン蛋白を

人間が食べて

クロイツフェルトヤコブ病(vCJD)発症

という経路でvCJDが発生したかもと言われています。(正確には、「CJD患者の10人の発病の原因がBSEに感染した牛肉であることを否定できない」)

vCJDは

  • 根治療法はまだ見つかっていない
  • 潜伏期間が長い(約10年)
  • 発症から数年で死亡する難病

という特徴があるため、2005年6月より「vCJDの感染リスクが相対的に高かった1980年から1996年に1日でもイギリスに滞在した人は念のために献血を断ろう」となっていました。


この方針は5年近く続いたのですが、今年22年1月27日より見直されることになりました。


英国滞在歴に係る献血制限の見直しについて 厚生労働省

平成17年2月に国内において変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)患者が確認されたことを受け、予防的かつ暫定的な措置として、平成17年6月1日より、1980年から1996年の間に英国に1日以上滞在された方からの献血を御遠慮いただいて参りました。


今般、平成21年度第3回薬事・食品衛生審議会血液事業部会運営委員会(平成21年12月10日開催)での審議結果を踏まえ、平成22年1月27日より、当該措置を見直し、同期間に英国に通算1ヶ月以上滞在された方からの献血を御遠慮いただくこととなりましたので、お知らせいたします。

ここで力尽き果てました・・詳しくは上の厚生労働省のサイトからどうぞー(`・ω・´)予想以上の長文になってしまった・・zzzz

簡単な表

献血制限の対象者

H22年1月26日まで 1980年から1996年の間に英国に1日以上滞在した者
H22年1月27日以降 1980年から1996年の間に英国に31日以上滞在した者