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我々は福島大野病院事件で逮捕された産婦人科医師の無罪を信じ支援します。


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新小児科医のつぶやきさんの記事「我々は福島大野病院事件で逮捕された産婦人科医の無罪を信じ支援します」の趣旨に賛同です。


1日遅れですが、記事をエントリーしておきます。


福島大野病院事件をご存じでしょうか?
wikipediaの「医療崩壊」という項目にもありますが

2004年に福島県立大野病院にて癒着胎盤を原因とした母体死亡事例において、2006年になって産婦人科医が救命できなかった結果責任を問われ、担当の産婦人科医が突然逮捕された。 この事例は産婦人科医が一生に一回遭遇するかしないかと言うほど稀な症例であり、しかも当の産婦人科医は地域に於ける産科医療をたった一人で貢献しているという状況に於かれていた。


この大野病院の一件については日本母性保護産婦人科医会が声明を発し、「この様に稀で救命する可能性の低い事例で医者を逮捕するのは産科医療・殊に地域に於ける産科医療を崩壊させかねない」と批判した。事実、この一件が契機となって特に昼夜を問わず地域医療に貢献していた医師の意欲は著しく低下し、負担の大きい(特に地域の)医療現場から医師が去るきっかけを作った。

事件の2年後に、事件後も病院で働き続けていた医師を「逃亡のおそれがある」からいう理由で、病院で逮捕し、県警本部長が「本部長賞」を与えたという、警察による医療崩壊と言ってもいい事件です。


専門医団体が「稀で救命できる可能性も低い事例で逮捕するなら産科医療は崩壊する」と言っており、最高裁が昭和57年に出した判例の「診療当時の医療水準からして、当然行うべきであった業務や注意義務を行わなかった場合が医療過誤」からしても、救命できないという結果論だけで逮捕すべきではあったと思えません。


この逮捕劇が2年前の2月18日に起こったことから、2月18日は、「我々は福島大野病院事件で逮捕された産婦人科医師の無罪を信じ支援します」というエントリーが医療者に広がったようです。


私も、福島大野病院事件で逮捕された産婦人科医師の無罪を信じ支援します。


福島県大野病院事件公判の傍聴記については、ロハスメディカルのブログに掲載されていますので、ご紹介しておきます。


福島県立大野病院事件公判傍聴記(全) ロハスメディカルブログ