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特定健診導入で保健師の需要増?


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保健師を育てよ メタボ健診義務化で需要増 能力向上も課題に MSN産経ニュース(2008.4.16)

保健師の存在がにわかに脚光を浴びてきた。今年度からメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目した特定健康診査・特定保健指導が義務化され、重要な役割を担うようになったためだ。メタボ該当者らを減量や血液データ改善などへどう導くのか。看護師に比べて有資格者数が大幅に少なく、人手不足も心配されるほか、さらなる能力の向上も求められている。保健師が所属する日本看護協会(日看協、久常節子会長)では、保健師の育成に本腰を入れ始めた。

ところが、制度のスタートに伴い、保健師の需要が急増。日看協は当面、約1万人の保健師が指導に携わると予測し、「企業の健保組合からのアウトソーシング(外注)先として、保健指導事業を受託する民間企業や市町村などから、保健師は引く手あまたになっている」(井伊久美子・日看協常任理事)という。

実際、保健指導の受け皿を目指している、東京海上日動火災保険(東京都千代田区)の子会社、東京海上日動メディカルサービス(同)では「保健師が足りないことで顧客に迷惑をかけるわけにいかない。まだ手探りではあるが、態勢を整えるため、現段階で保健師を40人から60人に増やした」という。

特定健診・特定保健指導の施行にともない、保健師の採用が急増しているようです。


最近は、看護教育の4年化が進み、大学(国立看護大学校のぞく)で看護師免許と保健師免許を取得できることもあり、保健師免許を持ったまま臨床で働く看護師も増えているので、そのうち落ち着くんでしょうか・・


ところで、リンク先の記事の後半では、「保健師の能力向上」についても触れられていますが


とある筋から聞いた話では、包括支援センターと特定健診・特定保健指導が保健師のラストチャンスなんだそうです。


「予防予防と言っているが、今までぜんぜん成果がでていないじゃないか」という意見があり

 ○包括での、介護度悪化の予防
 ○特定健診での、メタボリックシンドロームの予防


この2つで効果がない場合・・・保健師は別資格ではなく看護師に統一され、「地域看護師としての位置づけ」タラ〜になるんだとかならないんだとか・・・そんな噂があるようです。


ラストチャンスの発源地が、厚労省なのか文科省なのか財務省なのか総務省なのか、立法なのか地方自治体なのか教育機関なのか、それ以外なのか・・・どこなのかはわかりませんが結果を出さないといけないようです。


そういや、老健事業では事業実績(参加人数・回数)が報告事項でしたが、特定関係は、事業効果(受診率・有所見者改善率・メタボ改善率)が指標になっていますね。たしかに、人数回数よりは効果の方が結果の怖さもありますが、「保健師は必要だ」とアピール(チャンスを与えた側からすれば判断)には、適切ですね。・・・結果が怖いけど。


あと、保健師は健康増進・疾病予防以外にもコーディネートとしての役割もあります。実際、コーディネート系の業務も多いのですがラストチャンスを与えた側としては「保健師である必要はない。PSW、MSWという専門職がある」という考えだとか、じゃないとか・・・


と、伝聞・推定だらけの文章になってしまいましたが、ラストチャンスではなく、アピールの場と捉え、がんばっていく(で、結果もだす)しかないですね。