保健師のまとめブログ

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9月4日に静岡県が下記のような発表を行いました。


特定共同指導に対する診療報酬の自主返還 静岡県(2008.9.4)

平成19年度に実施された、県立総合病院に対する厚生労働省等による特定共同指導について、保険者への診療報酬の返還指示を受けた項目の自主点検を行い、静岡社会保険事務局へ返還額等を報告したところであるが、返還額は概ね2億1千6百万円となる見通し。返還は、平成20年9月から順次、各保険者との間で具体的な手続きを行う。

保険請求上、過誤や書類不備などにより不適切とされた請求についての自主点検および返納についての内容なのですが、記事のタイトルに、各紙の違いが見えて興味深いです。(なんか、似たような記事があったな→2006年度の国民医療費は「高止まり」「減少」どっち? - 保健師のまとめブログ2

メディア 記事のタイトル
中日新聞 県立総合病院で事務処理ミス 診療報酬自主返還へ
読売新聞 県立総合病院 2億1600万返還へ
朝日新聞 2億円自主返還へ
毎日新聞 県立総合病院:不適切診療報酬、返還へ 1万7900人分2億1600万円 /静岡 
産経新聞 2億円の診療報酬過大請求 静岡県立総合病院

産経新聞の初報には「発表によると、18年5月からの1年間で検査や画像診断を重複して実施したり、保険の適用外の投薬を行うなどの過大請求があった」とありますが

病院側の発表によると、金額が多い順に

1位(5670万円):臨床研修入院診療加算の要件不備(カルテ記載)、診療録への入院診療計画書の添付なし等の要件不備
2位(3660万円):検査・画像診断の重複、投薬・注射の適用外施行等
3位(3608万円):治療計画、指導内容等のカルテ記載漏れ等
4位(2991万円):回復期リハビリ病棟の専従医師の要件不足、検査のみの日に再診料算定、救急管理加算基準の理解誤り
5位(2814万円):検体検査管理加算の専従医師の要件不足

となっています。
全体としては、「カルテへの記載が保険請求上の基準に達していなかった」「事務処理が不適切だった」という内容が大きいのですが、産経新聞しか読んでいないと「金儲け」と思われそうですね。