◇政管健保分割 効率化で医療の充実を 中日新聞(2008.9.29)
積立金は底を突きつつあり、協会けんぽへの移行の際に保険料率の引き上げが予想される。四月から始まった高齢者医療制度への拠出金も今後増大することは間違いなく財政運営を圧迫する。
各協会けんぽは、効率的な運用を迫られるが、医療水準と保険料率の兼ね合いは地域住民の合意のもとで決めるべきだ。
都道府県の保険料率の格差があまり広がるのは好ましくない。その場合には、理由を住民に説明し理解を得なければならない。
個人的には、社説の最後にある「都道府県の保険料率の格差があまり広がるのは好ましくない」については、賛成ですし、都道府県別にすることで医療費削減を競わせる制度になっているのも、問題とは思いますが、最後の一文についてだけ一言指摘を。
>その場合には、理由を住民に説明し理解を得なければならない。
協会けんぽは、民間医療保険と違って、利潤を追求しなくてもいいので保険料率があがる理由は単純です。
「医療費を使いすぎたから」
保険料率が上がったから住民への説明が必要というよりは、住民が医療費を使いすぎたから保険料率があがるわけでして、順序的にどうかな〜と思います。