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知ったかぶりと矛盾? 神戸新聞社説


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救急搬送/「防ぎ得た死」をなくそう 神戸新聞(2009.2.8)

課題は出尽くした。どこを、どう改めればいいかもわかっている。しかし、実践が伴わず、正解を示せないことがある。それが、いまの救急医療の姿ではないか。

急病人や負傷者が、医療機関が見つからないために、取り残され、手遅れとなる例が各地で後を絶たない。今年一月、伊丹市で起きたケースもそうだった。

深夜に自転車と単車が衝突し、単車の男性は西宮市内の兵庫医大病院に運ばれた。もう一人の比較的症状が軽いとみられた男性は、救急隊が病院を探している間に容体が悪化し、搬送先で亡くなった。

「医師不在」「満床」などを理由に、十四の病院から受け入れを断られていた。早く運ばれていたら結果は違ったと思われるだけに、やり切れない思いが募る。

つっこみどころ満載というか、矛盾だらけな社説です。

課題は出尽くした。どこを、どう改めればいいかもわかっている。

と言っていますが

このケースから、大きく二つの問題が浮かぶ。一つは阪神間の夜間の救急医療体制が、思いのほか脆弱(ぜいじゃく)だったことだ。

こうした人材が都市部でも不足しているのではないか。

もう一つの問題は連携プレーだ。救急医療ではすべてにわたってそれが重要だが、阻んでいるものも多い。

今回、搬送が遅れた理由に、病院との交渉が救急隊任せになった連携のまずさがあった。同じ時間帯に消防への救急出動要請が重なったためだが、そんなとき消防指令は何を優先すべきか。普段から判断基準を明確にし、確認しておくことが大事だ。

と、書いています。


まとめると


「議論は出尽くした・どこをどうすればいいか分かっている」
 ↓
 伊丹市で事故
 ↓
「思ったよりも脆弱だ」
「人材が都市部でも不足しているのではないか」
「連携がまずいらしい」


神戸新聞様の知らないことがどんどん出てきています。


どこをどうすればいいのか分かっている対策についても


「政策的に人材の確保に努める必要があるだろう」
「消防指令は何を優先すべきか。普段から判断基準を明確にし、確認しておくことが大事だ」


と、言い切った割には薄い内容です。


どこが「議論は出尽くした。どこをどうしればいいのか分かっている」んでしょうか(笑)