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メタボリックシンドロームの腹囲基準。肥満学会が(やっと)再検討に着手


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世界で唯一「男性が女性よりも基準が小さい」という独自路線を突っ走っていたメタボリックシンドロームの腹囲基準ですが(関連記事「メタボの診断基準が国際的に統一へ。腹囲が外れるも日本は継続」「メタボ基準、女性の腹囲90cmは感度45%・陽性的中率61%」)、肥満学会が専門委員会を設置し、再検討することになりました。


メタボ診断の基準値を再検討 肥満学会、来年めどに結果公表 47NEWS(2009.11.18)

肥満症やメタボリック症候群の診断基準の1項目、腹囲(ウエストサイズ)について「男性85センチ以上、女性90センチ以上」という現在の基準値が妥当かどうか、日本肥満学会が専門委員会を設置し本格的な検討に入っていることが18日、分かった。

現行での基準は下記のようになっています。


○メタボの腹囲基準一覧表(WHOは参考)

日本 IDF(アジア地域) NCEP(米国) WHO(アジア地域)参考
基準 男性:85cm
女性:90cm
男性:90cm
女性:80cm
男性:102cm
女性:88cm
男性:85cm
女性:75cm
診断時の扱い 必須項目 必須項目 必須ではない メタボではなく
生活習慣病危険度での指標

日本だけ、「男性が女性よりも腹囲が小さい」となっており、いろいろな方からいろいろな指摘を受けていますが、詳しくは上記の「関連記事」をご参照ください。