◆睡眠時無呼吸の治療が糖尿病リスクを減らす[HealthDay] 糖尿病ネットワーク(2015.5.15)
糖尿病前症の患者では、睡眠時無呼吸の治療が糖尿病発症リスクの低下に役立つ可能性が、米シカゴ大学医学部助教授Esra Tasali氏らによる介入研究で明らかになった。
同氏は同大ニュースリリースで、「糖尿病および心血管疾患のリスクが高い患者では睡眠時無呼吸の検査を考慮すべきだといえる」と述べている。
睡眠時無呼吸と糖尿病か・・
睡眠時の無呼吸のために低酸素状態
↓
血中のブドウ糖が利用されず高血糖状態が維持
↓
インスリン抵抗性の悪化
↓
糖尿病発症
という機序なのかな?
しかし今回の検討では、夜間に8時間、持続的気道陽圧法(CPAP)を用いた睡眠時無呼吸の治療を行うことで血糖値が改善し、糖尿病リスクが低下することが明らかになった。CPAPは、睡眠中にチューブとフェイスマスクを通じて患者の気道に安定した気流を送り込む装置だ。
おおー、CPAPで改善するのか。
睡眠時無呼吸症候群だと、
低酸素が交感神経を興奮させる
↓
カテコラミンが増加
↓
高血圧
↓
脳血管障害の発症リスクアップ
もありますし、日中の眠気による生活障害もあるので、ぜひとも治療したいですね。
- 作者: 榊原 博樹
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