保健師のまとめブログ

保健師が気になった情報をまとめています。

読売新聞は大企業と上級国民絡みのときだけ言い訳記事を作る説

容疑者でなく元院長、加害者の呼び方決めた理由 読売新聞(2019.5/10)

4月19日に発生し、12人が死傷した東京・池袋の暴走事故から5日間で、読売新聞は読者から100件近いご意見を頂戴しました。その大部分は、事故の加害者である「旧通産省工業技術院の飯塚幸三・元院長」の表記に関するご指摘でした。


なぜ「飯塚幸三容疑者」ではないのか?


最も多かったのはこうしたご質問でした。「2人も殺しているのだから容疑者ではないか」「(加害者が)入院して逮捕されていないからといって、この人がやったことに間違いないではないか」。このような内容です。


ちょっと回り道をしますが、読売新聞に「容疑者」が登場したのは30年前です。それまでは逮捕された人(法律用語では被疑者といいます)は呼び捨て、刑事裁判中の人には「被告」を付けていました。


いや〜わざわざ「ちょっと回り道をしますが」と言い訳をした上で、言い訳の記事を作るとか、色々察するものがありますね。


ところで、わざわざ言い訳記事を作っているのを見て思い出したんですが、
読売新聞ってパナマ文書のときも言い訳記事をつくってましたね。

読売新聞は、「パナマ文書」に記載されている日本の企業や一般個人を、現時点では匿名で報道します。

各国の税制は異なり、日本の企業や一般個人がタックスヘイブンを利用していても、国内で適正に納税していれば、税法上、問題視することはできません。


推定無罪の原則を適用するのであれば、上級国民とかタックスヘイブンを利用できる大スポンサー様の時だけではなく、一般国民とか医療法でスポンサーには慣れない医療機関に関しても同じ扱いをしてほしいものですね。



アプリ版お薬手帳(電子お薬手帳)について

保健師であっても病気になるときはなるわけでして、必要な時は、お薬も処方されます。(そりゃそうだ)

そうなると、処方箋を持って調剤薬局に行くのですが、そこで確認されるのが「お薬手帳は持ってますか?」です。

まあ、そんなに病院もいかないし、iPhone 3Gの時からのiPhoneユーザーですしってことで、アプリ版のお薬手帳をダウンロードしてみました。

ほら、ナウいじゃないですか。「アプリ」って。

ナウでヤングな感じがするじゃないですか。

というわけで、「アプリ版はあります」と薬局でiPhoneを"葵の御紋"のように掲げて宣言すると

薬局「お薬手帳持っていますか?」
自分「アプリ版のお薬手帳ならあります」
薬局「そうですかー。ならQRコードで発行しますね」

と、通常のお薬手帳であれば、シールなどで渡されるお薬情報ですが
アプリ版だと「QRコードを読み込んでね」となります。

なので読み込んでみると、こうなりました。

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▲お腹壊したことがバレそうな・・・

「ほほーう、便利やん」

と思ったのですが、友達の薬剤師さんが言うには

  • 一覧性が悪い
  • スマホは個人情報満載なので取扱が大変
  • 救急搬送した時にロック解除が必要だと詰むじゃん
  • アナログ(お薬手帳)はいいぞー

とのこと・・・確かに。


特定保健用食品と栄養機能商品と機能性表示食品

もはや定番のトクホ(特定保健用食品)ですが、

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あ、こっちでした▼(元ネタ*1

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H27年4月より始まったのが「機能性食品表示制度」です。

国民生活センターによると

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という感じで、分けられています。

より医薬品に近いのが「特保」で、「機能性食品」は"いわゆる健康食品"よりは良いよ!という感じでしょうか。

伊藤園でいうと

分類 商品名 写真
特定保健用食品 充実野菜 ベジタブル&ファイバー
[ケース販売]伊藤園 充実野菜ベジタブル&ファイバー 200ml×24本
栄養機能食品 ビタミン野菜
伊藤園 ビタミン野菜 (紙パック) 200ml×24本
機能性表示食品 ヘルシープラス充実野菜
伊藤園 ヘルシープラス 充実野菜 あらごし人参&りんご 195g (カート缶)×15本 [機能性表示食品]

って、感じです。

制度的には

特定保健用食品 科学的根拠については国が審査するよ
栄養機能食品 国の基準を満たせ(ただし国が審査・認可したわけではないことを明記しろよ)
機能性表示食品 企業の自己責任で表示してもいいよ(科学的根拠について国は審査しないよ)

という感じかな?

機能性表示食品制度

機能性表示食品制度は食品表示法(H25.6/28法律第70号)により導入されH27.4月から始まりました。

ちなみに食品表示法とは、「JAS法」「食品衛生法」「健康増進法」の3法に分かれていた食品表示に関する規定を、整理・統合したものです。

難消化性デキストリン

この仕組で個人的に興味があるのが「難消化性デキストリン」です。
個人的な記憶ではトクホに多く含まれていました。

hokenshi.hatenablog.com

「特定保健用食品」である「充実野菜 ベジタブル&ファイバー」では、法律で必要な表記は下記の通りですが

○充実野菜 ベジタブル&ファイバー

関与成分 難消化性デキストリン(食物繊維として)
許可表示 本品は食生活で不足しがちな食物繊維が摂れ、おなかの調子を整える飲料です。
1日当たり摂取目安量 1日200mlを目安にお飲みください。摂取上の注意:飲み過ぎあるいは体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。

「機能性表示食品」である「ヘルシープラス充実野菜 あらごし人参&りんご」では

○ヘルシープラス充実野菜 あらごし人参&りんご

ヘルスクレーム おなかの調子を整える
機能性関与成分 難消化性デキストリン(食物繊維)5.3g
・600gPET・・・コップ一杯(200g)当たり
・265gPET、195gカートカン・・・1本当たり
届出番号 B100(600gPET)、B99(265gPET)、B98(195gカートカン)
届出表示 本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。難消化性デキストリン(食物繊維)には、おなかの調子を整える機能があることが報告されています。
摂取の方法 ・600gPET・・・1日コップ一杯(200g)を目安にお飲みください
・265gPET、195gカートカン・・・1日1本を目安にお飲みください

となっています。

この2つ、言いたいのは(多分)「難消化性デキストリンはお腹の調子を整える」ですが

特定保健用食品 充実野菜 ベジタブル&ファイバー 本品は食生活で不足しがちな食物繊維が摂れ、おなかの調子を整える飲料です。
機能性表示食品 ヘルシープラス充実野菜 あらごし人参&りんご 本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。難消化性デキストリン(食物繊維)には、おなかの調子を整える機能があることが報告されています。


トクホである「充実野菜 ベジタブル&ファイバー」が「おなかの調子を整える飲料です」と言っているのに対し
機能性表示食品である「ヘルシープラス充実野菜 あらごし人参&りんご」は「難消化性デキストリンにはおなかの調子を整える機能があることが報告されています。」との表現です。

個人的にはこの部分が興味深いです。

つまり、トクホのように商品の効果を国の審査で証明する必要はなく
商品に特定の物質が含まれていれば「本製品には○○が含まれています。○○は✗✗という機能があると言われています」と表示できるのが「機能性表示食品」という枠組みです。

これがOKであれば、「難消化性デキストリン」の粉末をかけさえすれば、この世にある全ての商品が「機能性表示食品」を名乗れることになりますね。

国が「機能性表示食品」制度を導入した意図は不明ですが、同じ「難消化性デキストリン」を添加した商品が、片方は(国の審査が必要な)「特定保健用食品」となり、もう一方は企業の自己責任で表示できる「機能性表示食品」と分かれるのは、非常に興味深いです。