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表示のユニバーサルデザイン-ピクトグラム編


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前の記事「表示のユニバーサルデザイン」で「ピクトグラム(図によるサイン)」と「色」について触れましたが、今回は「ピクトグラム」についてさらに詳しく説明します。


前回も述べたように、ピクトグラムは言葉に頼らない分、日本語など現地の言葉が分からない人にとっても、その図が何を意味しているのか伝えやすいという面があります。


ピクトグラムをうまく利用することで、言葉がわからない人にとっても意味を伝えることができるという、メリットがありますが、これは適切なピクトグラムを使った場合であり、不適切なピクトグラムを使った場合は、意味のない図となります。


前回あげた例



△この図では「和式トイレが分かる人」以外には、これがトイレを示しているとは思えない(はず)


このように、あまりにも独自すぎるピクトグラムではかえって意味が通じない場合があるので、ISO(国際標準化機構)やJIS(日本工業規格)、交通エコロジー・モビリティ財団にてある程度の統一化が図られています。


上記のトイレの場合ISO・JIS・交通エコロジー・モビリティ財団ともに



と、なっており、トイレについてはこの図で表すことが適切です。


なおピクトグラムは日本では交通エコロジー・モビリティ財団日本財団の助成を受けた「一般案内用図記号検討委員会(委員長:森地茂東大教授)」にて標準化を図り、平成13年に125項目の「標準案内用図記号」を策定。このうち104項目が平成14年にJIS規格化(JIS規格JISZ8210)されました。ISOではISO7001にて57種類がまとめられていますが、エレベーターや案内所など検討の必要なものがまだまだあり、ISOの一般案内用図記号分科委員会にて検討が行われています。


◇参考リンク
標準案内用図記号について 交通エコロジー・モビリティ財団
案内図記号の統一表示 中学生のためのアイディアノート