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保健師のまとめブログ

保健師が気になった情報をまとめています。

東京都日の出町が75歳以上の医療費無料へ・・・

医療崩壊と報道

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医療費:東京・日の出町、来年度から75歳以上無料に 人間ドックも 毎日新聞

町によると、対象者は人口の1割強に当たる1870人。町の年間支出額を約8500万円と見込む。所得制限はせず、通院や入院に伴う医療費や薬剤費の個人負担分を肩代わりするほか、75歳になる町民の人間ドック受診料も町が全額負担する。0〜15歳の医療費は06年4月から既に無料化されている。

ショッピングモールの固定資産税3億円と一般廃棄物処分場に関して周辺自治体が払う利用料11億円の計14億円があるから財政的には問題なし。とのことみたいですが、所得制限もなく自己負担0は・・・やめたほうがいいと思うよ。


ということで、やめたほうがいいと思う3点を挙げてみた。

  • 1.無料だから、サロン替わりに、どんどん使う
  • 2.医療機関や整骨院のうち一部がサロン化してくる
  • 3.日の出町だけが負担するわけじゃない


1.2.についてはそのままなので、3.についてだけ補足。


75歳以上ってことは、後期高齢者医療制度(長寿医療制度)に該当します。その後期高齢者医療制度の場合、医療費の支払いは住民と日の出町だけの問題じゃありません。


昨年4月の記事(後期高齢者医療制度とは? 後期高齢者医療支援金とは?)で使った表ですが



自己負担1割・公費などでの負担9割のパターンで説明すると


日の出町が負担するのは、「公費などでの負担」(青)のうち市町村が負担する1割と、今回新たに負担することになった「自己負担」(オレンジ)全部。つまり全体で言えば2割弱。無料化施策で医療費が増えても増えた分の2割弱負担です。となると、増えた分の8割強はどこが払うのかというと


国・東京都・保険料(東京都後期高齢者医療広域連合)と、現役世代が負担する支援金


日の出町はすごいな」とか「ほかの自治体に広がるといいな」みたいな感想が多いみたいですが、日の出町は増えた医療費の2割弱しか負担しません。3割ぐらいは都内に住んでいる現役世代が加入する保険の負担になるってことをお忘れなくです。


乳幼児医療費助成で無料化しているところも多いですが、個人的には高齢者であれ乳幼児であれ「一律無料化」は反対です。
無駄な受診が増え、特に乳幼児の場合は、小児科崩壊を加速させているという意見もありますし。


個人的には

  • 高額療養費の自己負担上限額を減らす
  • 障害や症状などで必要な(カニューレなどの)材料費の助成を行う
  • 年齢で区切るのではなく、低所得世帯に対しての助成を行う


の方がいいと思います。