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医師会など9団体が特定看護師反対で団結


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日本版NP(ナース・プラクティショナー)を目指しているような気がする「特定看護師」。
気がするという回りくどい表現を使ったのは、「厚労省が、現行法で特定の範囲内の医行為を行う特定看護師の業務の範囲を検討する『チーム医療推進会議』なるワーキンググループを立ち上げた」なんて動きを全然知らなかったから。いや、ほんといつの間に・・

というわけで、いきなりですが医師会など9団体が団結して反対しているニュースです。


日医などチーム医療関連9団体が「打ち合わせ会」 CBニュース(2010.8.4)

打ち合わせ会に参加したのは日医、日本歯科医師会日本薬剤師会、日本病院薬剤師会、日本放射線技師会日本理学療法士協会日本作業療法士協会、日本言語聴覚士協会、日本栄養士会の9団体。日本理学療法士協会の半田一登会長から、関連団体で協議の場を持ってはどうかとの提案があり、開催に至ったという。日医からは、羽生田俊副会長と藤川常任理事が出席した。

特定看護師の創設についてはさらに、「医師に代わり、特定看護師が指示をすることに各専門団体から反対の声が上がっている」「法律を変えてまで新しい職種をつくることにはどの職種も賛成しかねる」とした。


また、厚労省の研究班が実施している看護業務実態調査の医療処置項目に、「リハビリテーション(嚥下、呼吸、運動機能アップ等)の必要性の判断、依頼」「理学療法士・健康運動指導士への運動指導依頼」などが入っていることについて、「これは理学療法士作業療法士言語聴覚士の専門性を否定するばかりでなく、国家資格を持つ職種の成り立ちを無視するものだ」と指摘。これらの権限が看護師に移譲されれば、結果的にチーム医療の円滑な推進を阻むものになるとして、「全く容認できるものではないということでも一致した」と述べた。


その上で、チーム医療推進に当たって「重要なのは、一部の突出した職種をつくることではなく、看護職をはじめとしたすべての職種の全体的なレベルアップを図ることだ」と強調した。

特定看護師の是非はこの際置いといて(このWGよく知らないですし)
気になったのが、特定看護師ではなく、コメディカルを対象にした"特定コメディカル"だったら、どんな反応になっていたんだろってこと。今回、ここまで短期間に9団体が結束したのは「看護師をパワーアップさせた"特定看護師"だったから」だと思うんですよね。

これが「特定コメディカル」の場合だと「医師の指示が必要なアレが、自分たちも条件付きでできるようになる」ということなので、各コメディカル団体にとっては予想外の展開です。逆に看護も含めたコメ側が一致団結して、大卒医療系国家資格保有者を対象としたコメディカル・プラクティショナー専攻、さらにはメディカルスクールなんていうのを求める展開もありえ・・・ってさすがに風呂敷広げすぎました。3時までなので寝ぼけてます。

そんなわけで、コメ団体に「あれ?特定コメディカルができたらすごくね?」と気づかせずに「突出した職種をつくらないのが当然だ」とその方向への可能性を潰しつつまとめた医師会はすごいな〜と陰謀論ぶちあげたまま、オチもないので無理やり終わります。うーむ・・