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心カテ検査を「ノンタン」で説明 横浜市立大小児科


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心カテ検査を「ノンタン」で説明 横浜市立大病院が小児向けの説明用絵本を考案(全文読むためには会員登録が必要です) 日経メディカルオンライン(2007.9.14)

横浜市立大病院小児科では、昨年7月から、看護師が企画した「絵本」を使って、心臓カテーテル検査についての説明を行っている。そこに描かれたキャラクターは、子供なら誰でも知っているネコの「ノンタン」。絵本作家のキヨノサチコ氏と、ノンタンシリーズの絵本を発行している出版社の偕成社(東京都新宿区)の協力によって、この書き下ろしの絵本『けんさ がんばるもん』が実現した。

横浜市立大学付属病院の小児科の看護師が、検査や治療を受ける子どもの不安や恐怖を軽減するために、ノンタンの絵本を切り貼りして、「子ども向けの心臓カテーテル検査説明書(絵本)」を作成し、偕成社へ使用許可をもらうために連絡したところ


著作権法では本来、このような使用は認められていないが、病院スタッフの熱意を感じ、偕成社の担当者が著者のキヨノサチコ氏に連絡。キヨノサチコ先生も賛同し、「再編集ではなく、新たに書き下ろした」とのことです。ニコニコ

横浜市立大学付属病院-記者発表資料より
横浜市立大学附属病院の小児医療の現場では、お子さまが自ら受ける医療について成長発育の段階に応じて理解し、その選択・処置について納得(同意)するインフォームド・アセントを大切にしています。


当院のスタッフは、お子さまが主体となってこれから受ける検査や処置などを理解できようにわかりやすい説明に心がけ、進んでケアを受けたいという気持ちになれるようにいろいろな工夫に取り組んでいます。


「どんなふうにするの?」、「怖いけど‥、やってみるよ」、「いやだったけど、できたよ!」
子どもたちの病気や治療に対する様々な不安感や恐怖心を軽減させ、子どもたちの病気と向き合う勇気を引き出す手法を「プレパレーション」といいます。


このたび、絵本作家キヨノサチコ先生と株式会社 偕成社様の協力を得て、心臓カテーテル検査を受ける幼児への説明用ツール(プレパレーションツール)を作成しました。現在、小児医療の現場で効果的に使用しています。

昔は、「子どもに難しい検査の内容を説明してもわからない」とされていて、児の親(保護者)に対しての説明を行い、本人は状況を理解できない(=だから怖い)ということが多かったのですが、今では、「子どもであろうと、説明を受け理解し、選択し、治療を受ける権利がある」「子どもの発達段階に応じた説明を行えば、子どもでも検査や治療の必要性や内容を理解できる」という考えが広がっています。


保健師も予防接種の時、子ども自身がちゃんと理解して納得して接種できるように応用していきたいですね。(やっぱり、あんパンキャラが主人公の物語がわかりやすいのか!?ばい菌キャラでてくるし)


◇追記(2008.3.3)
キティちゃんが成長障害を応援するキャンペーンがはじまったようです。

◇参考リンク