◇後期高齢者医療制度:不評の名称、「長寿医療制度」に呼び方変えます−−首相指示 毎日新聞(2008.4.2)
福田康夫首相は1日の閣僚懇談会で、この日から始まった75歳以上の人全員が加入する後期高齢者医療制度について、「周知不足。ネーミングもよくない」と指摘し、通称を「長寿医療制度」とするよう舛添要一厚生労働相に指示した。厚労、総務両省は新制度の内容を国民に分かりやすく伝えるため、「長寿医療制度実施本部」(本部長・舛添厚労相)の設置を決めた。(後略)「ネーミングが良くない」(by福田総理)
いやいや、総理。そんな問題じゃないですから。この制度は
と思っていたんですが、総理の頭の中では「名前だけが問題」のようです。
◇福田首相の突然の指示で現場混乱 “制度名”を変更 MSN産経ニュース(2008.4.2)
(前略)「高齢者にとって良い制度だ」(by福田総理)
与党からの批判を受け、厚労省は全国の自治体などに「『長寿医療制度(後期高齢者医療制度)』との記述にしていただきたい」との通知を出した。一方、首相は同日、首相官邸で記者団に「高齢者にとってよい制度だ。よいところを理解していただくようPRしなくてはいけない」と説明したが、与党内からも批判が出たことで新たな対応を求められそうだ。
いやいや、総理。どの点が高齢者にとって「良い部分」なのかを教えてくださいm(__)m
と思っていたんですが
あっ! 今気づきました。福田総理が「ネーミングが良くない」「高齢者にとってよい制度」と発言したのは4月1日の閣僚懇談会。
エイプリルフールネタだったんですね。
さすがに、「高齢者にとってデメリットだらけ」の制度を「高齢者にとってよい制度」なんて、確信犯(誤用の方)でもない限り言えません。福田総理ならではの、ウィットにとんだネタのようです。