◇有毒ガス発生「想定外」 通常の中毒と同様の処置 熊本赤十字病院 MSN産経ニュース(2008.5.22)
男性が嘔吐したのは胃の内容物を吸引したことが原因ではなく「農薬の作用によるものとみられる」とし「受け入れ時にクロロピクリンの知識はなく、通常の中毒と同様の処置をした」と説明。「農薬の正体がわからないまま処置を始めた」のは問題らしいので、都道府県は医療機関に対し同病院によると、救急隊からは男性の飲んだ農薬の名称が「ピクリン」との報告があり、文献やインターネットで検索したが見つからなかった。農薬の正体が分からないまま処置を始めたという。
という内容の通知を行い、対応を徹底させないといけないですね。
「農薬の正体がわからないまま処置を始めた」のは問題らしいので
(↑ここ、大事なところなので2回言いました)
とは言っても、薬物が判明するまで処置しなかったらしなかったで「搬送患者が救急室で死亡 中毒原因が不明だからと処置せず」と、なるんでしょうが。
もう一つ。
◇熊本・有毒ガス 時間的余裕なかった 熊本赤十字病院会見 西日本新聞(2008.5.23)
54人が手当てを受けた熊本赤十字病院救命救急センターの有毒ガス事故。「薬物は何万種類もあり、すべて知っているわけではない。時間的余裕もなかった」と説明する病院側に対し、自殺を図った男性を搬送した菊池広域連合西消防署も「農薬は異臭がして危険だった。患者の搬送を最優先した」(熊坂義治署長)と不備はないことを強調した。両者が最善を尽くしながらなぜ今回の事故が起きたのか、疑問は残ったままだ。
「最善を尽くしても不幸な結果になることもある」ということぐらい、理解してください>マスコミ様