「自称「変態」の毎日新聞。メタタグにHENTAIの記述も」(2008.6.30)の続きです。
毎日新聞社は一連のいわゆる「変態報道」事件について、2008年7月20日の朝刊に内部調査結果などを掲載したようです。→毎日新聞2008年7月20日朝刊1面(PDF)
この件に関する他紙報道は下記からどうぞ。
- 英文サイト問題で毎日が検証記事 「チェックなしで掲載」(2008.7.20) 日本経済新聞
- 「記事点検されず」 毎日新聞、英文サイト検証記事掲載(2008.7.20) 朝日新聞
- 毎日「変態」英文記事問題 海外メディアも取り上げる(2008.7.23) J-CASTニュース
- 毎日新聞、「低俗過ぎ」英文記事問題で内部調査公表 再三の指摘放置、「深刻な失態」(2008.7.22) ITmedia News
日経や朝日は、「チェックされずにあがった。悪いのは記者だ」と言いたげですが、metaタグに「hentai」と書いておきながら、上は知らなかったとかw
関係者の処分は以下のようになっています(内規に従い厳正に処分)
- 英文コラム担当記者を休職3ヶ月
- 英語サイト編集部長を役職停止2ヶ月
- デジタルメディア局次長(現在は昇進して局長)を役職停止1ヶ月
- デジタルメディア局長(現在は昇進して取締役)を役員報酬10%返上(1ヶ月)
- デジタルメディア担当常務(現在は昇進して社長)も役員報酬10%返上(1ヶ月) など
この対応が適切かどうか、処分が妥当かどうかは、よくわかりませんが、病院で医師による変態事件がおき
9年前から内科特殊外来に来てもらっている非常勤医師が、必要ないのに全裸にさせるなど不適切な治療をしていた。患者や看護師から疑問の声があがっていたが、病院側は無視していた。上司にあたる医長は、「服を脱がせての触診などは、診療上必要な範囲にとどめるように」と数回注意したが、改善されたかまではチェックしていない。
1ヶ月ほど前からネット上で騒ぎになったので、内部で確認してみたところ不適切な診察を行っていることが判明したため、特殊外来は休診にし、担当医師は3ヶ月間の休職にした。監督責任を取り、医長(問題発覚後に副院長へ昇格)は、役職停止1ヶ月。副院長は(問題発覚後に院長へ昇格)、管理職手当を10%返上(1ヶ月)とした。女性の視点に欠けていたため後任医長には女性医師をあてる。
院内調査委員会の調査報告書はサイトと院内及び病院便りに掲示した。記者会見は開かない。なお、カルテは破棄している。インターネット上にカルテの内容や患者の体験談が載っていたら断固たる措置をとる
という事件が起き、病院が毎日変態新聞と同じような対応を取ったときに、毎日新聞社は「適切な対応」と捉えるのでしょうか?