「Hibワクチンの定期接種化検討へ。 - 保健師のまとめブログ」で、ちょこっと触れた、Hib*1ワクチンが、12月12日より小児への任意接種が可能となりました。
◇「ヒブワクチン」、19日から任意接種が可能に CBニュース(2008.12.17)
子どもが感染しやすい「細菌性髄膜炎」を予防する「ヒブワクチン」が、12月19日から任意接種できる。世界では120か国で導入されており、日本では対策が遅れていた。ようやく接種が可能になるものの、「ヒブワクチン」は1回7000円−8000円の費用を要するため、「細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会」では、公費による早期の定期接種化を求めている。
▽読売新聞の記事の方が、画像も使っており、分かりやすくなっています。
◇乳児に接種、髄膜炎予防 読売新聞(2008.12.19)
乳幼児の細菌性髄膜炎を引き起こす「インフルエンザ菌b型(Hib=ヒブ)」の予防ワクチンが19日、発売された。ヒブによる髄膜炎の患者数は年間約600人とそれほど多くないが、患者の25%に発達の遅れや聴覚障害などの後遺症を残し、5%が死亡する深刻な病気だ。この病気を防ぐワクチンはすでに100か国以上で使われているが、ようやく日本でも利用できるようになった。
Hibとは「インフルエンザ菌b型」のことです。
ここで補足
補足 | いわゆる「インフルエンザ」は、インフルエンザウイルスが原因であり、インフルエンザ菌とインフルエンザウイルスは別物です |
もうちょっと詳しく | 「こいつが冬に流行るインフルエンザの原因だ」ということで、「インフルエンザ菌」と名付けられたのですが、「実は菌ではなくウイルスが原因でした」ということで、真犯人のウイルスにも「インフルエンザウイルス」という名前がつけられ・・、だけど、犯人扱いされた菌もそのまま「インフルエンザ菌」となったので、ややこしいことになっています |
さらに補足 | インフルエンザ菌が初めて全ゲノム配列が明かとなった生物です・・ん?ウイルスって生物? |
補足の蛇足 | 生物の定義(これすら不定だけど)が「自己増殖が可能であり、細胞から成り立っているもの」だとすると、ウイルスは細胞は持っていないけど、自己増殖は可能 |
脱線 | 「生物が利己的であるなら、ウイルスはまさに・・・」と、ここまでくると、科学と哲学とが入り乱れて以下略 |
その、Hibが「乳幼児の細菌性髄膜炎の原因トップであり、かつ、ワクチンによって重症化の予防に有効である」ということで、世界100ヶ国でワクチン導入されていたのですが、日本では許可されていませんでした。
が、任意での接種が可能になったというニュースです。
◇参考リンク
○ヒブ(Hib)ワクチンがやっと発売されます 竹田こどもクリニック
○Hibワクチンがついに上陸 DPTとの同時接種などで、効率的な導入を 産科医療のこれから
○インフルエンザ菌 Wikipedia
○細菌性髄膜炎 Wikipedia
*1:ヒブ:ヘモフィルスインフルエンザ菌b型:Haemophilus Influenzae type bでHib