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特定健診の年齢上限を拡大(74歳→75歳へ)


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メタボ対策:特定健診年齢の上限拡大 毎日新聞(2008.12.2)

厚生労働省は、メタボリックシンドローム内臓脂肪症候群)対策のため40〜74歳を対象に今年度始まった特定健診・保健指導の年齢の上限を「年度中に75歳に達する人」に拡大する省令を都道府県知事に通知した。


特定健診は年度中に75歳になる人は対象ではなく、後期高齢者医療制度の健診が受けられる75歳の誕生日まで健診を受けられなかった。新たな対象となるのは年度中に75歳に達する74歳の人。75歳になると特定健診・保健指導は受けられない。

どういうことかというと、今年から

40歳〜74歳 特定健診・特定保健指導
75歳以上 後期高齢者医療制度の健診

と2つの制度に分けられたのですが「年度内に75歳になるものは特定健診・特定保健指導の対象外」とされたため、健診期間と誕生日の関係によって、「毎年健診を受けられる人」「ちょっと影響を受ける人」「2年間丸々健診が受けられない人」がでてくることになってしまいました。


図で表すと、下図のようになります。


凡例:○→特定健診 ●→後期高齢者医療制度での健診
(注意:特定健診後期高齢者医療制度での健診も同じ期間に実施している場合です)



健診期間前に75歳の誕生日を迎える方は、そのまま「後期高齢者医療制度の健診」を受診すれば良いので、特に影響がないのですが
健診期間後に75歳の誕生日を迎える方は、2年間、健診を受けることができなくなってしまいます。


このため、対象を「40歳〜年度内に75歳に達する者」と広げることで、改善しようというのが今回の省令の目的となっています。


よく考えたら、制度実施前にわかりそうなものなんだけど、自分も気づいていませんでした雪