保健師のまとめブログ

保健師が気になった情報をまとめています。

医療崩壊と報道

なんか言っていることが矛盾している久坂部氏

◇【断 久坂部羊】介護業界の隠れた危機 MSN産経ニュース(2008.6.5) ある会合で、若手のヘルパーやケアマネジャーに話を聞いたら、勤務環境の悪さにあきれさせられた。給与も低いが、その上、ベテラン職員がサービス残業や休日出勤を進んでやるので、手当の請…

医療費のコスト削減策はこんなにあるある・・・ねーよ

経済アナリストであり獨協大学経済学部教授であり日本メイド協会の理事でもある森永卓郎氏ですが、守備範囲が広い割には、医療についてはとんちんかんなようです。 ◇第134回医療費のコスト削減策はこんなにある 経済アナリスト 森永 卓郎氏 SAFETY JAPAN(200…

ナショナルセンターで看護師がバーンアウト

◇国立高度専門医療センターで看護師“バーンアウト” CBニュース(2008.5.21) 今国会で独立行政法人化が審議されている「国立高度専門医療センター(ナショナルセンター)」で、看護師が2人夜勤を強いられ、夜間の緊急対応時に1人の看護師が30人以上の患者を診…

農薬が判明するまでは、処置するな

◇有毒ガス発生「想定外」 通常の中毒と同様の処置 熊本赤十字病院 MSN産経ニュース(2008.5.22)男性が嘔吐したのは胃の内容物を吸引したことが原因ではなく「農薬の作用によるものとみられる」とし「受け入れ時にクロロピクリンの知識はなく、通常の中毒と同…

6学会が「内容に問題」。医療安全調査委員会第3次試案に対し

◇死因究明制度「内容に問題」―医療系学会 CBニュース(2008.5.20)厚生労働省が創設を検討している、医療死亡事故があった際に原因を調査・究明する「医療安全調査委員会」(医療安全調、仮称)の設置を柱とする「死因究明制度」の第三次試案に対し、医療関係…

夕張医療センターが夕張市と北海道を批判「責任放棄だ」

◇「地域守る責任放棄」 夕張医療センター、道・市を批判 朝日新聞(2008.5.1) 北海道の旧夕張市立病院を公設民営診療所として引き継いだ夕張医療センターの経営危機問題で、同市の前病院経営アドバイザー、伊関友伸・城西大准教授が30日、記者会見し「センタ…

「紹介状に暴力歴記入」は必要悪か?

◇紹介状に患者の暴力歴/本島中部の病院 沖縄タイムス(2008.4.23) 交通事故で頚椎ねんざを負った四十代の男性が、本島中部の病院から別の医療機関に転院しようとした際、医師が作成した紹介状(診療情報提供書)に、治療に関係しない警察での取り調べ歴などの…

石川県立中央病院長「医師が移動できない仕組みが必要」

◇社保会議、地方の医師不足議論・金沢で意見交換会 日本経済新聞(2008.4.24)政府は24日、地方の社会保障を巡る課題や対応策について議論する「社会保障に関する地方意見交換会」を金沢市で開いた。福田康夫首相が主催する社会保障国民会議の一環。政府からは…

滋賀県立病院「医師不足だから残業代は出しません」

◇医師でも『名ばかり管理職』 滋賀県立病院に是正勧告 東京新聞(2008.4.23)滋賀県守山市の県立成人病センター(河野幸裕病院長)で、管理職の医師が、権限がないのに残業代が支払われない「名ばかり管理職」の状態に置かれているとして、大津労働基準監督署が…

これは酷い社説ですね。毎日新聞社説(4/18)

毎日新聞にある、棚は大きいようだ 他のブロガー様でも取り上げられていますが 「マスコミたらい回し」とは?(その118)大淀病院産婦死亡事例報道で奈良県ひいては関西の産科医療崩壊を加速させた毎日新聞の厚顔無恥 社説で「産科・小児科の医師不足」とはどの…

管制業務については客観的な分析ができる毎日新聞

◇日航機ニアミス事故:管制官逆転有罪…個人に責任、衝撃 毎日新聞(2008.4.11) 「納得していないので上告したい」。日航機同士の異常接近(ニアミス)事故で、東京高裁は11日、管制官2人に逆転有罪を言い渡した。閉廷後に会見した管制官の一人は目に涙を浮かべ…

国立がんセンターの麻酔科医の半数が退職へ

◇国立がんセンター:麻酔医が相次ぎ退職 手術にも支障 毎日新聞(2008.4.3) 国立がんセンター中央病院(東京都中央区、土屋了介院長、病床数600)で、10人いた常勤麻酔医のうち5人が昨年末から先月までに相次いで退職し、1日の手術件数が2割減る異常事態になっ…

福田総理「いい制度だが名前が不評なので長寿医療制度にします」

◇後期高齢者医療制度:不評の名称、「長寿医療制度」に呼び方変えます−−首相指示 毎日新聞(2008.4.2)福田康夫首相は1日の閣僚懇談会で、この日から始まった75歳以上の人全員が加入する後期高齢者医療制度について、「周知不足。ネーミングもよくない」と指摘…

今月の「おまえが言うな大賞」、毎日新聞余録3/27版

医療従事者の中では、「産科医療崩壊にトドメをさした」として知られている毎日新聞ですが まあ実際、毎日新聞奈良支局の大淀町立大淀病院事件に関する思いこみ記事で奈良県南部の産科医療を崩壊させていますが 余録では、他人事のよう心配しているふりをし…

医師兼作家の久坂部羊「医師に労基法はそぐわない」

◇【断 久坂部羊】医師に労基法はそぐわない MSN産経ニュース(2008.3.27) 先日、ある新聞の1面に「救命医宿直7割『違法』」という記事が出た。救命救急センターの当直が労基法に違反しているとの内容である。医師の激務の実態を報じるのはいいが、そこに労基…

救急受け入れで「医師モラル」を強調する佐賀新聞

◇救急受け入れ、医師モラルなど問題点指摘 佐賀新聞(2008.3.25) 1月に唐津市で、救急搬送を病院に断られ、中国人男性が死亡するなど救急医療体制の充実が求められる中、県救急医療協議会理事会(会長・古川康県知事、18人)が24日、県庁で開かれた。県内の自…

福島大野病院事件で禁固1年・罰金10万円の求刑

◇産科医に禁固1年求刑 福島の患者医療過誤訴訟 MSN産経ニュース(2008.3.21) 福島県大熊町の県立大野病院で平成16年、帝王切開手術を受けた女性=(29)=が死亡した医療事故で、業務上過失致死と医師法違反(異状死の届け出義務)の罪に問われた産婦人科医、加…

急変時にかけつけても駐車禁止は取りますよ

◇訪問看護の駐車、126事業所が違反問われる 特例要請 朝日新聞(2008.2.15) 訪問看護ステーションの車が訪問先で駐車違反とされるケースが相次いでいる問題で、昨年9月から11月末までの3カ月で全国の126事業所が取り締まりを受けていたことが14日、全国訪問看…

何がいいたいの?産経新聞

◇【風】納得できない転院搬送も 産経新聞(2008.2.21) 救急隊員から具体的な拒否事例が相次いで寄せられている。 大阪府内の40代の救急隊員は、府内のある救命救急センターについて《救命医が一度に多数退職し、もはや3次医療機関の役割を果たせていません》…

青森県風間浦村、診療所が残ったのはいいが・・・

◇村の先生残った 診療所廃止を回避 青森・風間浦 河北新報社(2008.3.11) 「わが村の先生」が残った―。青森県の医療再編計画に基づき、本年度末で廃止が決まっていた風間浦村の風間浦診療所。県から派遣されて13年間、診療所を預かった唯一の常勤医、大柳博樹…

消防庁「都市部で拒否が多いのは牽制しあっているからでは」

◇重症救急「拒否」1万4387人、都市部に集中…実態調査 読売新聞(2008.3.11) 受け入れを3回以上断られた例があったのは福井、島根県以外の54都道府県。10回以上の22都府県1074人のうち、614人を東京都が占めた。受け入れが決まり、搬送を開始するまでの時…

産経新聞、「たらい回し」の次は「門前払い」

◇救急搬送の10回以上拒否、昨年は1329件 62回門前払いのケースも 産経新聞(2008.3.11) 重症を除く妊産婦や小児の救急搬送では、10回以上断られたケースは妊産婦で43件、小児で212件あった。全国の救急救命センター(209カ所)への救急搬送でも、10回以上断られ…

処置中でも電話にでないとダメ!読売新聞のトンデモ記事

◇患者搬送、消防本部からの専用電話つながらず 読売新聞(2008.1.4)■2か所の救命救急センター大阪府東大阪市で交通事故に遭った男性が府内の救命救急センターから相次いで受け入れを断られ、搬送先のセンターで死亡した問題で、うち2か所のセンターでは、搬…

我々は福島大野病院事件で逮捕された産婦人科医師の無罪を信じ支援します。

新小児科医のつぶやきさんの記事「我々は福島大野病院事件で逮捕された産婦人科医の無罪を信じ支援します」の趣旨に賛同です。 1日遅れですが、記事をエントリーしておきます。 福島大野病院事件をご存じでしょうか? wikipediaの「医療崩壊」という項目にも…

病院の再診料30円上げで開業医との格差是正!?

◇中医協答申、病院の再診料30円上げ 日本経済新聞(2008.2.12) 厚生労働相の諮問機関の中央社会保険医療協議会(中医協)は13日、2008年度の診療報酬改定を答申する。医師不足が深刻な産科や小児科を中心に病院勤務医の待遇改善に力点を置き、関連分野の報酬…

「割りばし事件は医療過誤事件」産経の偏向報道

◇医療過誤の立証なお壁高く 割りばし事故訴訟 MSN産経ニュース(2008.2.12) 判決は、複数の医師の証言を基に、隼三ちゃんの口腔(こうくう)内には大量の出血がなく、口の中を見るだけでは折れた割りばしの先端が確認できなかったと認定。その上で、折れやすい…

NHKが「たらい回し」に固執。お昼もニュース7でも

民放のニュース番組が「受け入れ拒否」との表記に徐々に切り替えつつあるなか、なぜかNHKだけが、「たらい回し」に固執しています。 今日のニュース7でも、「たらい回し」と発言しまくり。天漢日乗さんのブログによると今夜(2008.2.13)のニュースウォッチ9で…

朧大橋(誠橋)は「命の道だ!」

◇国会:「古賀誠橋」で激論 「通行、1時間に数台」「救急のため必要」 毎日新聞(2008.1.29) これに対し、冬柴鉄三国交相は「橋は地域住民の通勤・通学に利用され、救急病院のある久留米市に向けて、『命の道』として重要だ。現在の交通量は日量200台だが、(…

山陽新聞備前支局の「デスノート」

◇救急医療の充実を 山陽新聞(2008.1.30) 最近、印象に残ったニュースがあります。池でおぼれ心肺停止状態で発見された愛知県の三歳の男児が生還したという話題です。テレビは盛んに繰り返していました。「これは奇跡です」と。 今回のケースが「奇跡」といわ…

民間に運営させても大赤字。PFI方式の近江八幡市立病院

◇民間資本活用「PFI方式」の病院が経営難 滋賀 朝日新聞(2008.1.20) 自治体の財政負担を軽減する目的で、公共施設の建設や運営に民間資本を活用するPFI方式を取り、06年10月に開院した滋賀県近江八幡市立総合医療センターが経営難に陥ったことがわかった。改…